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SPECIAL OTHERS、5年ぶりアルバム『WAVE』で表現する“今” 変化と向き合い掴んだ、新たな自分たちらしさ

2020年05月20日 17:02  リアルサウンド

リアルサウンド

SPECIAL OTHERS(写真=堀内彩香)

 ロックやジャズ、レゲエ、ブラジルミュージックなど様々な音楽のエッセンスを取り入れながら、独自のサウンドスケープを築き上げ「インストゥルメンタルミュージック」の可能性を押し広げてきたSPECIAL OTHERSが、前作からおよそ5年ぶりとなる通算7枚目のアルバム『WAVE』を5月13日にリリースした。


 本作は、昨年のツアーにて会場限定で発売されていたシングル曲「Puzzle」「TRIANGLE」の2曲を含む全11曲入り。これまで同様オーバーダビングを一切行わず、4人だけで作り上げたバラエティ豊かな楽曲が並んでいる。前作から導入したDAWを駆使し、緻密なアレンジを構築した曲もあれば、全くの0からジャムセッションによって完成させた曲もあり、その振り幅の大きさには唸らされるばかりだ。この5年の間には、例えば藤原さくらのプロデュース、ツアーサポートや、アコースティックセットによるSPECIAL OTHERS ACOUSTICなど課外活動も積極的に行っており、そこからのフィードバックもおそらくあるだろう。


 このインタビューは4月1日に行われたものである。アルバム『WAVE』の制作エピソードについてはもちろん、この5年間のシーンの動向を4人はどう見ていたのか、またコロナ禍が世界中を覆う中、どのようなことを考えながら日々過ごしているのか率直な気持ちを聞いた。


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