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iPhone 12では「64GB」が廃止に? リーズナブルな価格を維持できるか

2020年05月20日 07:21  リアルサウンド

リアルサウンド

『EverythingApplePro』より

 YouTubeチャンネル『EverythingApplePro』は5月15日、iPhone 12の最新情報をまとめた動画を公開した。


(参考:折りたたみ式iPhoneの開発進行中か 新たなリークが続々


 これまでかなりの情報がリークされているが、ストレージについては、新たな説も浮上している。


・容量は64GB廃止で128GBから販売に?
 『BGR』は、iPhone 12のストレージについて「128GBからで、モデルによって、256GBや512GBという選択肢もある。 iPhone 12は、おそらく64GBの容量オプションがなくなる最初のiPhoneシリーズになるだろう」としている(参考:https://bgr.com/2020/05/11/iphone-12-specs-price-128gb-storage/)。


 また、『Tom’s Guide』は、iPhone 12シリーズ全4モデルの各容量オプションやその他の仕様と価格の対照表を掲載している(参考:https://www.tomsguide.com/news/latest-iphone-12-news)。


 同記事によると、それぞれの価格は下記の通り。


・iPhone 12(エントリーモデル)
128GB(約7万円)、256GB(約8万円)


・iPhone 12 Max
128GB(約8万円)、256GB(約9万円)


・iPhone 12 Pro
128GB(約11万円)、256GB(約12万円)、 512GB(約13万円)


・iPhone 12 Pro Max
128GB(約12万円)、256GB(約13万円)、 512GB(約14万円)


 全体的に、5G対応といった大幅なアップグレードを考慮すると、iPhoneとしては非常にリーズナブルな価格だという印象がある。


・一方で64GB販売説も
 しかし、『Forbes』は、ストレージについて「予想される128 GBよりも小さい、僅か64GBからになると思われる」と伝えている(参考:https://www.forbes.com/sites/ewanspence/2020/05/13/apple-iphone-12-new-leak-rumor-iphone-se-battle-versus-love-hate-alternative/#6dd909361a96)。


 同メディアによると、64GBから256GBに容量を増加させるには、費用が余計にかかるため、iPhone 12の売上に影響を与えるだろうとし「Appleが、こそこそiPhone 12でトリックしている」という見方を示している。


 iPhoneには、従来よりSDカードスロットが搭載されていないため、将来想定しうる使用に持ちこたえられるように、機種を購入する際に、容量を大きめにみるという心理が働く。仮に64GBからになった場合、現行iPhone 11と同じで、当初抱いたお買い得感がやや目減りするかもしれない。


 海外メディア全体を見渡す限り、64GB発売はあくまで少数派の意見ではあるが、多数派の意見も、大概は『Front Page Tech』のJon Prosser氏のリークを転載しており、確実に裏付けできるほど多くの情報が出回っているわけではない。まだ数カ月先になるだろうが、正式発表が待ち遠しくなってきた。


(Nagata Tombo)