ネオマーケティングは5月15日、「食品ロス」に関する調査結果を発表した。調査は4月にネット上で実施し、全国の20~69歳1000人から回答を得た。
普段の行動について聞いたところ、過半数が「ついつい買いすぎてしまうことがよくある・たまにある」(51.2%)、「傷んだ食材を捨てることがよくある・たまにある」(50.3%)と回答した。
「食品ロス改善の必要性を感じている」という人は9割
一方、食品ロスに対する考えを聞いたところ、合わせて9割近くが「改善すべきだと思う」(63.8%)、または「まあ改善すべきだと思う」(25.7%)と回答。改善の必要性を感じていることが分かった。
食品ロスに対する意識については、6割近くが「食品ロスを防ぐために意識していることがある」(57.9%)と答えた。具体的な行動としては「買いすぎない」という意見が多く、男性では「残さず食べる」、女性では「食材を使い切る」などの意見がみられた。
余った食品を有償または無償でほしい人に提供するサービスとして、「フードシェアリング」というものがある。そんなフードシェアリングの利用経験を聞いたところ、「利用したことがある」(10%)という人は1割にとどまった。ただ、フードシェアリングの今後の利用意向については、およそ4人に3人が「積極的に利用したい」(20%)、もしくは「機会があれば利用したい」(54.4%)と答えた。
また、主に海外で活用されている、外食時に食べきれなかった食事を持ち帰るための容器や袋を指す「ドギーパック」の利用経験について聞いたところ、4人に1人程度が「利用したことがある」(25.5%)と回答。
今後のドギーパックの利用意向については、7割以上が「積極的に利用したい」(26.7%)、「機会があれば利用したい」(48.8%)と答えた。理由を聞くと、
「無駄がなくなる」
「もったいない」
「便利」
といった意見が寄せられた。一方、利用したくないとした人からは「不衛生」「恥ずかしい」「食べきるので不要」という声も挙がった。