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マイリー・サイラスの妹ノア、スーパースターの姉を持つ苦悩を激白

2020年05月19日 14:41  Techinsight Japan

Techinsight Japan

2作目のEP『The End of Everything』をリリースしたノア・サイラス
人気歌手マイリー・サイラスの妹ノア・サイラスが米時間15日、新作EPをリリースした。自身のInstagramライブでその中の1曲について言及したノアは、超セレブな姉マイリーの妹としての人生にまつわる苦悩を涙ながらに激白した。

カントリーシンガーの父ビリー・レイ・サイラス(58)や“破天荒な歌姫”として不動のキャラクターを築いた姉マイリー・サイラス(27)など個性的で型破りな面々がそろうサイラス家。そんな一家の末っ子ノア・サイラス(20)がこのほど、2018年の『Good Cry』以来2作目となるEP『The End of Everything』をリリースした。

ノアは米時間15日にInstagramライブを配信、「すべての終わり」というなんとも物悲しいタイトルが付けられた同EPのリリースを報告した。5曲目には父ビリー・レイからの留守番電話のメッセージで始まる『Young&Sad』という楽曲が収録されている。同曲は「人気者の姉マイリーの妹」という境遇で育ったことによる心の葛藤や苦悩を歌ったもので、そこには次のような悲しい歌詞が並んでいる。

姉はまるでまばゆい太陽のよう
行く先々でいつだって明るい光を照らす
雨雲のもとに生まれた私
空を覆う雲が光彩をかき消しても
私の喜びは彼女の影のなか

ノアはInstagramライブ配信のなかで、周りからアーティストとしての実力や外見をダメ出しされる日々に疲労困憊しながら過ごしてきたことを激白し、『Young&Sad』についても、

「マイリーの妹だってことで、散々こき下ろされてきたわ。」
「誰も私のことなんて気にかけちゃいないんだってずっと感じてきた。」
「『何をしようと、あなたは所詮“日陰の存在”でしかない』ってみんなにいつも言われてきたしね。」

と同曲が生まれた背景や歌詞に込められた意味を涙ながらに明かすのであった。

ノアは先日、『TMRW Magazine』のインタビューでも「マイリーの妹」と扱われることについてこのように言及している。

「自分のことを名前で呼んでもらえないのは、精神的にかなりのダメージよ。自分なんてどうだっていいんだって思ってしまうから。」
「自分の名字にどれだけの影響力があるかは理解しているつもり。でも私は私だから、“サイラス家の一員”としてじゃなく、あくまでも“ノア”として認識されたいと願ってきたの。」

華やかな存在感を放つ姉マイリーの妹として、必死にもがき続けてきた苦しい胸のうちを吐露したノア。同曲には

「切なく美しい歌詞とメロディーが泣ける」
「自分も劣等感の塊だから、ノアの心境がよく分かる」

といった共感コメントが多数寄せられている。

「これは私の人生の大部分を占めてきたことだから、今回こうして皆に本音をさらけ出したかったの。今後この話をすることはもうないと思うけど、メッセージを発信したかった。」

と語るノアはまだ20歳、今後のアーティストとしての成長に期待を寄せるファンは多い。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)