Groupe PSA Japanは5月14日、「DS AUTOMOBILES(DS オートモビル)」のコンパクトラグジュアリーSUVである「DS 3 CROSSBACK(DS 3 クロスバック)」の"Grand Chic(グランシック)"に最上級インテリア「OPERAインスピレーション」を導入。併せて全グレードの燃費を20.9km/L(JC08モード)に改善し、全国のDS STORE、DS SALONにて発売を開始した。
ファッションやジュエリーといったラグジュアリーアイテムの文脈で語られ、コンパクトラグジュアリーSUVのアイコンとなった「DS 3 CROSSBACK」に、さらなるフランスのサヴォア・フェール(匠の技)を極めたインスピレーション(インテリア)が加わった。
最上級グレード"Grand Chic"をベースとした最上級インテリアオプションの「OPERAインスピレーション」は、DSのシグネチャーのひとつであるウォッチストラップデザインで造られたナッパレザーシート(運転席電動調整)を備え、さらにパティーヌ(ムラ染)に仕上げたアートフィニッシュレザー張りのダッシュボードとドアトリムを伝統技法パールトップステッチで誂えた。また、ステアリングホイールセンターパッドもレザー張りとしている。
かつて1920年代に建築様式・デザイン様式として世界を席巻したアール・デコを連想させるダッシュボード中央のひし形モチーフとメーターパネルグラフィック、そしてパリの石畳を模した伝統モチーフのギョシェが刻まれたセンターコンソールスイッチは見どころの一つ。そこからラップラウンドしてドアトリムまで大胆に貼り込まれたアートフィニッシュのレザーが醸し出す「OPERAインスピレーション」の景色は、フランスに連綿と伝わるオートクチュールやカロセリで培われたサヴォア・フェールの世界そのものといえる。パリ発信のラグジュアリーブランドとしての矜持を自動車の世界に持ち込んだDS オートモビルの、さらなる世界の広がりを感じられる一台となっているという。
今回の「OPERAインスピレーション」導入に伴い、「DS 3 CROSSBACK」は、機能面でもさらなる洗練を重ねた。全車種ともエンジンマネジメントソフトウェアの改善により、燃費がJC08モードで16.9km/Lから20.9km/Lに大幅向上(WLTCモードは15.9km/Lから18.2km/L)。2020年度燃費基準達成となったため、自動車環境性能割の税率が2%から1%へと減額となる。
また、"Grand Chic"には人気のバイトーンルーフカラーの黒が従来のノアール オニキス(ブラック)からノアール ペルラネラ(パールブラック)に変更されている。さらに路面状況に応じて駆動力と制動力を最適化するグリップコントロールを追加搭載し、SUVとしての機能性をさらに高めた。全体として審美面のみならず、実用面、運用面でのユーザーメリットもまた向上している。
車両本体価格(税込)は、「DS 3 CROSSBACK So Chic」が363万6,000円。「DS 3 CROSSBACK Grand Chic」 は416万円。「Grand Chic OPERAインスピレーションオプション」は30万円。
※画像はすべて欧州仕様車。日本仕様は右ハンドルとなる。(エボル)