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IMSA、7月4日のデイトナでシリーズ再開へ。2020年改訂カレンダー第2弾発表

2020年05月18日 11:51  AUTOSPORT web

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デイトナ・インターナショナル・スピードウェイを走行する2台のマツダRT24-P
IMSA国際モータースポーツ協会は5月15日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響をうけてレースイベントが中断されているウェザーテック・スポーツカー選手権の改訂版2020年カレンダーを発表。7月4日のデイトナ・ラウンドで北米スポーツカーシリーズがレースに戻る計画を明らかにした。

 1月末に行われたデイトナ24時間で開幕した2020年のウェザーテック・スポーツカー選手権は、新型コロナの感染拡大によってその後のセブリング、ロングビーチ、ミド・オハイオが予定どおりに開催できず。この内、ロングビーチについては初開催から45年で初めての中止に追い込まれている。

 シリーズを運営するIMSAは、これらの変更をうけて今年3月に改訂版スケジュールを発表し5月30日のデトロイト戦でレースを再開させるとしていた。しかし、4月に入ると同ラウンドの中止がアナウンスされ、北米シリーズはふたたびスケジュールを調整する必要に迫られた。

 そんななか15日に発表された新しい2020年スケジュールでは、今季2度目となるデイトナでのイベントが“シリーズ再開ラウンド”として7月4日に行われることが決定。また、2週間後の7月18日には第3戦セブリングが開催されることになった。
 
 この2レースはともに無観客での開催となり、レースフォーマットは“スプリント”に分類される2時間40分に。さらに開催日程も2日間に短縮されている。

 第4戦ロード・アメリカ以降は従来のカレンダーに沿った予定が続くが、10月4日にワトキンスグレンでの6時間レースが追加されたほか、ロード・アトランタでの『プチ・ル・マン』とセブリング12時間との間の10月31日にライムロック・パークが新たに組み込まれた。
 
 なお、その一方でカナダのモスポート・パークは2020年シーズンから外れることになっている。

「IMSAは我々と協力して素晴らしいイベントの改訂スケジュールを作成してくれたプロモーターパートナーに感謝している」と語るのは、IMSAのジョン・ドゥーナン代表。

「3月以降の最優先課題は、できるだけ安全かつ迅速にレースに復帰することだった。今回発表した改訂スケジュールはそれを示したものだ」

「私たちはIMSAの利害関係者の忍耐と協力、そして意見に感謝している。私たちは皆、この夏にふたたびレースに参加し、シリーズのファンのために素晴らしいレースをすることをとても楽しみにしている」

■IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権 2020年改訂スケジュール(5月15日版)
RoundDateCircuitFormatClass11月25~26日デイトナ24時間DPi, LMP2, GTLM, GTD27月3~4日デイトナ2時間40分DPi, GTLM, GTD37月17~18日セブリング2時間40分DPi, LMP2, GTLM, GTD47月31日~8月2日ロード・アメリカ2時間40分DPi, LMP2, GTLM, GTD58月21~23日バージニア2時間40分GTLM, GTD69月4~6日ラグナ・セカ2時間40分DPi, LMP2, GTLM, GTD79月25~27日ミド・オハイオ2時間40分DPi, GTLM, GTD810月1~4日ワトキンスグレン6時間DPi, LMP2, GTLM, GTD910月14~17日ロード・アトランタ10時間DPi, LMP2, GTLM, GTD1010月30~31日ライムロック・パーク2時間40分GTLM, GTD1111月11~14日セブリング12時間DPi, LMP2, GTLM, GTD