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『美食探偵』第6話は一部で“通常と異なる”撮影 第7話以降は放送延期、3週にわたって特別編に

2020年05月16日 18:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)日本テレビ

 毎週日曜22時30分より日本テレビ系で放送中のドラマ『美食探偵 明智五郎』。地上波未放送オリジナルストーリーを含む本作の“特別編”が、5月24日から3週にわたって放送されることが決定した。


参考:第6話“通常と異なる”撮影風景


 本作は、『海月姫』『主に泣いてます』『ママはテンパリスト』『偽装不倫』『東京タラレバ娘』などで知られる東村アキコ原作の同名漫画をドラマ化するサスペンス。私立探偵・明智五郎(中村倫也)が類まれなグルメの知識を使って、殺人事件を解決しながら、殺人鬼へと変貌する主婦と対決する模様を描く。


 5月24日放送の特別編第1弾では、明智五郎が美食家になったきっかけとも言える少年時代の秘話や、最初の“マリア・ファミリー”となった林檎(志田未来)が“カップル毒殺事件”を引き起こしたもう一つの理由である哀しい生い立ちに迫る。


 また、5月17日放送の第6話では、一部のシーンが“通常とは異なる方法”で収録された。新型コロナウイルス感染拡大に伴う撮影中断時点で、第6話において唯一未収録であったというそのシーンでは、探偵事務所前の中庭テラスで、苺(小芝風花)が明智に対して、思いをぶつける。従来の撮影方法だと、二人は隣り合って演技することになり密接してしまうため、特殊な方法で撮影することになった。


 なお、第7話の放送日については、放送ができる環境が整い次第、番組の公式サイトやSNSなどで発表される。


 荻野哲弘プロデューサーからは今回の決定に際して、コメントが寄せられている。


荻野哲弘
日曜ドラマ『美食探偵 明智五郎』は1月中旬からクランクインしていたこともあり、当初の予定通り、4月12日から放送を始めることができました。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、撮影は中断することになりました。
第6話に関しては、1シーンだけ撮影できていないシーンがあり、再開したら真っ先に撮影しようと思っていました。しかしながら、放送日までに通常のドラマのスタイルでの撮影は叶う見込みがなくなり、だったら黒幕バックで朗読劇にしてでもお届けしたいという思いがこみ上げ、中村倫也さんに相談しました。すると、中村さんは、趣旨に賛同して下さった上で、「自分は役者なので折角なら朗読(という形)ではなく芝居をして、フィクションを楽しんで下さっている視聴者の皆さんの感情がなるべく途切れないようにお届けしたい」という提案をされました。そのあまりに真摯な言葉には、スタッフ一同胸を打たれました。
第5話で明智に「君のことも僕が守る」と言われて恋心に火が点いた苺が、明智に想いを吐露する大切なシーンを、コロナウイルスに対する感染対策を講じた上で撮影しましたが、中村さんも小芝さんも、背景や距離などものともしない迫真の演技で表現してくれています。いきなり黒バックの抽象的な世界に転調するので驚かれるかもしれませんが、是非とも、お二人の想いのこもった演技をご高覧賜りたくお願い申し上げます。
第7話の放送に関しては、放送日の目途が立ち次第、番組ホームページやSNSで発表させていただきます。放送が続くことを楽しみにしていただいていた皆様には大変申し訳ない思いで一杯ですが、それまでは、特別編で、『美食探偵 明智五郎』の世界をご堪能いただければ幸甚です。 (文=リアルサウンド編集部)