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King Gnu井口理、ツイッターアカウント削除前に「カレーパーティー」参加疑惑

2020年05月16日 16:00  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

現在はアカウントごと削除されている井口のツイッターアカウント

 深刻すぎる新型コロナウイルスの感染拡大は、緊急事態宣言が部分解除されながらも、いまだにその脅威は収まりを見せない。

 昨年末の『紅白歌合戦』(NHK)に初出場した4人組バンド「King Gnu(キングヌー)」のボーカル兼キーボードの井口理は、3月28日にツイッターを更新(※現在はアカウントごと削除されている)。自身の母校である東京藝術大学の元学長であり、現在は文化庁長官である宮田亮平氏のコロナに関する声明に抗議の声を上げた。

 宮田長官は【文化芸術に関わる全ての皆様へ】と題したこちらの声明で、

《明けない夜はありません! 今こそ私たちの文化の力を信じ、共に前に進みましょう》

 とコメントしていた。

 これに対し井口は、

《いや、仮にも芸大の学長だった人からこのコメント出しは虚しいよ!!すでにみんな1ヶ月仕事を失ってるんだから一刻も早く補償をしましょうよ!!!》(井口のツイッターより)

 文化・芸術界は芸能界や音楽界も含めて、今回のコロナウイルスで大打撃を受けている。イベントのほとんどが中止となり、再開の目処も見えない状況だ。フリーランスの立場の人も多いため経済的なダメージも計り知れない。

 そんななかでの宮田長官の声明は、文化芸術に携わる人たちに対して、一見寄り添っているようにも見える言葉だが、対策や対応に関しては言及せず、内容のないものだった。

 ここ最近の井口のツイートはコロナを気にかけたものが多い。

《最近会った大学の同期や後輩達は仕事が全てキャンセルになったと言っていた。飲食やってる友達も、タクシーの運ちゃんも、客足が遠のいて本当に苦しい状況だと暗い顔してた。みんなが他人を思いやれますように。人の優しさがこの先、光になりますように。》(3月31日のツイートより)

《暇でどうにかなりそうですが、映画を観たり音楽を聴いたりテレビを観たりして過ごしています。少し疎遠になった友達に電話でもかけてみようかな。せっかくなら今まで家でしてこなかったことをやりたいね。#StayAtHome》(4月5日のツイートより)

 “#StayAtHome” 外出自粛が強く叫ばれる中、SNSでひんぱんに見られるハッシュタグだ。4月に東京都の対策本部で開かれた会議で、小池百合子都知事は、

「東京都は、ほかの道府県と比べて感染者の発生が突出していてケタが違う。国と協議したうえで、外出の自粛に加えて施設の営業休止などを要請することとした。都民には大変な不便をかけるがこうした措置をスピード感を持って実施することで、一時的には厳しくとも、結果的には早期の感染拡大の収束につなげることができると考えている」

 と宣言。その後、病院やスーパーマーケット、交通機関といった“社会生活を維持する上で必要なサービス”以外の多くの施設が営業休止になった。4月上旬、ネット上では、もはや通勤等で外に出ることすら“罪”のような意見も数多く見られていた。

 しかし、上記のような“社会生活を維持する上で必要”な場所に勤める人はどうしたって働かざるを得ないし、外出せざるを得ない。だからこそ、“それ以外”の人は、できるだけ外出や通勤を控えようとすることが、東京都を代表とする大都市圏に住む者に求められる態度だろう。

不要不急の「カレパ」

 アーティストのなかには、前出のハッシュタグ#StayAtHomeを付け、ファンたちに向けて、自宅から生配信をする人たちも少なくない。しかし、ある4月の週末、文化庁長官の言葉に声を荒げ、コロナへの関心が高かったはずの井口の姿は“外”にあった。

キングヌーのリーダー兼プロデューサーである常田大希さんが立ち上げた、映像制作などを手掛けるクリエイティブチームがあります。そのチームはキングヌーすべてのミュージックビデオを制作しています。常田さんは井口さんと幼なじみで同じく東京藝大出身。彼らと同世代のクリエイターが集まった集団ですね」(レコード会社関係者)

 井口はその日、彼らの事務所を訪れていた。音楽という仕事が、“不要不急”なものかは意見が分かれるだろう。また、コロナの影響下にあって“本当に今やっておかなければならないことなのか?”と考えることは個々人で違いがあるだろう。

仕事で行くぶんには仕方ない部分もあるとは思うんですよね。ただ、その日も事務所には6~7人のスタッフがいたらしいのですが、そこに井口さんも訪れ、その人数でカレーを囲み、さながらカレーパーティーのような状態だったようですから、それはどうなんでしょうかね……。お酒も入り、夜まで続いたようですから」(同・レコード会社関係者)

 この環境下にあっても、仕事で外出することは致し方ない部分もあるだろう。しかし、仕事であるならば、殺菌消毒などの対策をとった上で仕事だけをこなし、できるだけ早く家路につくことが求められていたはずだ。

 4月下旬、井口はツイッターのアカウントを削除しているが、#StayAtHomeと叫んだのであれば、まず自分がその態度をとるべきだったのだろうーー。