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『あつまれ どうぶつの森』で「海に入れたり、段差の三段目に登れる」バグが見つかる

2020年05月16日 11:31  リアルサウンド

リアルサウンド

Nintendo Lifeより

 任天堂のコミュニケーションゲーム『どうぶつの森シリーズ』の最新作『あつまれ どうぶつの森』(Animal Crossing: New Horizons)は、リリースされて以来、世界中で多くの人々がプレイしている。


(参考:『あつまれ どうぶつの森』なぜ世界的ファッションブランド参入? 拡張しつづける“マイデザイン”機能の可能性


 しかしそれに伴い、プレイヤーから様々な不具合も報告されている。


・海の中に入れたり、空を飛べたり……
 『Nintendo Life』は、このところ多くのバグが急速に発生している、と伝えている(参考:http://www.nintendolife.com/news/2020/05/new_animal_crossing_new_horizons_glitch_lets_you_walk_on_rooftops_and_in_the_sea)。


 最近、アイテムが重複する不具合が、いくつも発生したという。土地の区画の問題や、風船の表示の妨げなど細かいものではあるが、大きなものでは「キャラクターがマップからはみ出して、屋根の上や海の中を歩き回ることができる」「通常は登れない段差の三段目に上がることができ、アイテムを置くこともできる」という“壁抜け”バグも起こった。


 これを行うためには複数サイドから座ることが出来る椅子と、座りながら掴むことが出来るオブジェクトが必要になったりと、かなり限定条件下にあるため、意図的に起こさなければまず発生しないものではある。また、「島の上を飛ぶ」というバグも発生できることが発見されたが、これには、2人目のプレイヤーも必要になる。


・ますます複雑化する“裏技”?
 さらに『Polygon』は、アイテムの“複製”に関する不具合について言及している(参考:https://www.polygon.com/2020/5/13/21256248/animal-crossing-item-duplication-mail-glitch-speedrun-new-horizons-nintendo-switch)。


 同記事によると、2人の別々のプレイヤーと協力し、テーブルを中心にアイテムを回転させることで、目的のものを複製できる不具合が見つかったという。ほかにもメールで送信できるアイテムを複製できるという不具合もあるが、それは多くのステップを踏む必要があるうえ、島に3人の別々のキャラクター、郵便ボックス、2つのJoy-Conコントローラーが必要な、ある種“裏技”的行為のようなものだ。


・細かなアップデートで修正中
 任天堂は、過去に見つかった不具合を順次、しらみつぶし的に修正している。そのため、現在まで明らかになった“裏技”が、永遠にできるわけではないかもしれない。不具合はゲームをはじめ、テクノロジー関連のプロダクトにはつきものだし、このようなユーザーとのいたちごっこはこれからも続いていくだろう。


 しかし『あつ森』では、特段にクリアする必要のものがあるわけではなく、ただまったりと過ごすゲームのため、不具合はさほど気にはならない。むしろ架空の世界で、更にシュールなことが起こる方が、プレイヤーとしては面白いかもしれないと思えるほど。


 『あつ森』では、“虫”をとるのが一つの楽しみとなっているが、新たに“バグ”(不具合・虫の意)を探す、という遊びが生まれているようだ。


(Nagata Tombo)