JR東日本東京支社は15日、新型コロナウイルス感染症の影響による昨今の利用状況を踏まえ、山手線で5月30日初電から5月31日終電までの一部時間帯で予定していた渋谷駅線路切換工事に伴う増発と時刻変更を取りやめると発表した。
渋谷駅では5月29日22時頃から6月1日4時頃まで、約54時間にわたり埼京線下り線路の切換工事が行われる予定。切換完了後は埼京線ホームが北側へ約350m移設し、山手線ホームと並列になる。工事にともない、5月30日初電から5月31日終電まで、埼京線・湘南新宿ラインなどに大幅な運休や始発駅・終着駅の変更が発生する。
おもに大崎~新宿間で埼京線・湘南新宿ラインなどが運休となるため、同区間で通常運転を行う山手線において、一部時間帯で列車の増発や時刻の変更が予定されていた。しかし新型コロナウイルス感染症の影響による昨今の利用状況を踏まえ、山手線の増発等は取りやめ、通常ダイヤでの運転を行うことになった。(木下健児)