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看護学生の9割、新型コロナがあっても「看護師として働きたい」─「戦う看護師がかっこよく、むしろ気持ちが強まった」

2020年05月14日 19:50  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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クイックは5月14日、「新型コロナウイルスによる授業・実習・就職活動への影響」についてのアンケート結果を発表した。調査は4月30日~5月6日に、同社運営の看護師専用コミュニティサイト「看護roo!」を利用する看護学生2010人から回答を得た。

現在、3月から休校しているという人が37.2%、4月から休校は57.7%だった。授業の再開予定は「5月から」が最も多く52.4%。「6月」(18.9%)、「7月以降」(3.5%)と続いた。「再開未定」という人も20.1%いる。

「臨床で学べることが限られてしまい、『コロナ世代』と呼ばれることに不安」


授業については、「課題提出を含めた自主学習のプログラムがある」(68%)が最多。以降、「一部の授業がオンラインで実施されている」(22.4%)、「すべての授業がオンラインで実施されている」(18.5%)と続くが、「代替授業・自主学プログラムなどはない」(5.9%)という人もいる。

看護学生が実際の医療機関で学ぶ実習は、「3月以前から延期・中止」(12.4%)、「4月から延期・中止」(60.7%)、「5月から延期・中止になる予定」(1.1%)となっている。「予定通り実施されている」は4.6%だった。

実習ができないことに不安を感じている学生は多く、

「実習ができず、看護師になってから初めて患者さんに接するのは不安」
「臨床で学べることが限られてしまい、『コロナ世代』と呼ばれることに不安や悲しみを感じている」

といった声が上がっている。

「病院実習で患者にコロナウイルスをうつしてしまう、自分にコロナがうつることが不安」

いま実習に行くことへも不安を感じている学生も多く

「病院実習で患者にコロナウイルスをうつしてしまう、自分にコロナがうつることが不安」
「臨地実習が再開したら、国家試験の直前まで詰め込まれることになり、試験勉強に影響が出そう」

といった声もあがっている。今回の新型コロナで看護師を目指す気持ちに変化があったかを聞くと、「これまでと変わらず看護師として働く」(89.3%)が最多。中には「新型コロナウイルスと戦う看護師がかっこよく、むしろ看護師になりたい気持ちが強くなった」という声も寄せられた。

看護師の就職活動については「応募したい病院・施設等に問題なく応募できている」が42.6%と最多。一方、「選考スケジュールが遅れている」(32.1%)、「選考が止まっている」(25.3%)という人も多い。

国家試験は例年2月に行われるが、「例年通りに実施してほしい」(54.4%)で過半数。「延期してほしい」という意見は26.0%となった。