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両耳を失った元野良猫、家族や親友に囲まれて幸せに暮らす(中国)

2020年05月14日 06:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

同居猫と仲良しの耳がない猫(画像は『無耳貓薯仔 Potato 2020年4月24日付Instagram「Throwback Thursday~」』のスクリーンショット)
両耳がない猫の代表格といえば『ドラえもん』が思い浮かぶが、このほどSNS上で話題となっている両耳のない猫は野良猫だったうえに病気によって両耳を失ってしまった。しかし今は温かい家族とともに親友の同居猫と一緒に幸せに暮らしている。『AWorkstation.com』『Metro Jornal』などが伝えた。

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中国で優しい飼い主と共に暮らす雄猫の“ポテト”がInstagramで人気となっている。ポテトは両耳がないためフォロワーは一瞬心配するようだが、聴力には問題がなく普通の猫と同じように元気に暮らしているようだ。

今でこそ幸せなポテトだが、2年前は路上をさまよっていた野良猫だった。運よく地元の動物保護団体によって保護されたが、耳垢腺腫を患っていることが判明し動物病院で腫瘍を摘出する手術を受けた。

そしてポテトは昨年の4月25日に今の飼い主に引き取られ、新しい生活を始めることができた。しかし幸せな時もつかの間、ポテトの耳に耳垢腺腫が再発してしまったのだ。この病気は耳垢腺癌であるケースも多いため、獣医は耳ごと腫瘍を摘出するように勧めたようだ。

手術は今年に入ってから行われ、ポテトは腫瘍の摘出手術によって両耳を失ってしまった。Instagramには両耳があった辺りが縫合されたポテトの姿がある。その後は聴力を失わず徐々に回復していったポテトは、普通の猫とは違う魅力でフォロワーを魅了したようだ。


丸い頭にクリッとした目を持つポテトを知った人達からは「可愛い」「ポテトに出会えて嬉しい」といった声が寄せられた。また同居猫の“ホーリック(Horlick)”と仲良しなポテトは、いつも一緒に寄り添って眠ったり、遊んだりしているようだ。

2年前に保護されず、耳垢腺腫の治療が受けられないままだったら、ポテトは今の幸せをつかむことができなかっただろう。ポテトは現在、耳がなくとも優しい飼い主と親友のそばで幸せな日々を送っている。

画像は『無耳貓薯仔 Potato 2020年4月24日付Instagram「Throwback Thursday~」、2020年2月13日付Instagram「為慶祝暫託貓奴升級成為永久貓奴,跳返part舞先」、2020年2月23日付Instagram「精靈棒棒」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)