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iPhone 12、フルディスプレイでボディはコンパクトに? “予想よりも遥かに小さい”とリーク相次ぐ

2020年05月13日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

Front Page Techより

 これまで多くのリーク情報を提供してきたYouTubeチャンネル『Front Page Tech』が、最新のニュースとして、同チャンネルを運営するJon Prosser氏が、iPhone 12の外観や価格について語った。


(参考:iPhone 12(6.1インチ)はトリプルカメラ&ミリ波非対応? 折りたたみiPhoneは当分先か


 Prosser氏が価格をリークして以来「エントリーモデルが649ドルで、iPhone 11の699ドルより安いことはありえない」と多くのメディアが疑問視しているという。しかし「サイズが小さく、5GながらmmWaveには非対応だ」と、その価格には理由があることを説明。「以前に無かったもので、最も興味深く、エキサイティングなモデルだ」としている。


・ディスプレイは5.4インチ、しかし4.7インチのiPhone SEよりも幅が狭くなる?
 『Forbes』は「2020年のiPhoneは衝撃、まったく新しいAppleのiPhoneが明らかに」と伝えている(参考:https://www.forbes.com/sites/gordonkelly/2020/05/07/apple-iphone-12-size-display-release-cameras-notch-5g-upgrade-iphone-11-pro-max/#633929d92e71)。


 同記事では、人気YouTubeチャンネル『EverythingApplePro』のFilip Koroy氏が、Appleの驚くほど手頃な価格の5.4インチのiPhone 12が、予想よりも遥かに小さいことを明らかにしたと報じる。


 Koroy氏は「言いたいのは、5.4インチのサイズ設定は完全に間違っていたということ。あれは大き過ぎました」と、以前のリークから作成したレンダリングに言及。実際に従来のiPhoneを参考にサイズを見てみると、フルディスプレイのデザインで、一回り小さい。「これはとてつもなく人気のあるデバイスになるでしょう」とKoroy氏は絶賛した。


 Koroy氏が参考にしたサイズ感は、当初は否定されたが現在は信頼できることが判明したMacotakaraのリークに基づいており、5.4インチのiPhoneは、ボディそのものの大きさは、2016年にリリースされた4インチのオリジナルiPhone SEと比較して、そこまで大きくなく、2020年の4.7インチモデルの新型iPhone SEよりも小さいという。各機種のディスプレイとボディーのサイズは、次の通りだ。


・5.4インチのiPhone 12:131 x 64 mm(5.15 x 2.51インチ)
・4インチのiPhone SE:123 x 58 mm(4.84 x 2.28インチ)
・4.7インチのiPhone SE:138 x 67 mm(5.43 x 2.65インチ)


 Appleは、真にコンパクトでベゼルのないiPhoneをついに作った。ベゼルなしのデザインで、iPhone SEモデルの16:9よりも細長い19.5:9のアスペクト比になっている。つまり、5.4インチのディスプレイでも、4.7インチのiPhone SEよりもスマートフォン自体の幅が狭くなる可能性があるという。


・iPhone 12の欠点は?
 エントリーレベルである5.4インチのiPhone 12は、iPhone 12 ProやiPhone 12 Pro Maxと比較して、いくつかの機能が削られていることは分かっている。しかし、多くの人にとっては、これにより、購買意欲が失せるものにはならないだろう。


 上位モデルとの最大の違いは、2倍光学ズームがないことで、ARアプリケーションの3Dマッピングに使用されるLiDARセンサーもない。標準と超広角のカメラのみ搭載している。


 5.4インチのiPhone 12には、OLEDディスプレイ、小さなノッチ、最新のA14チップセット、5G(mmWaveは非対応)があり、Appleとしては、とても低価格だ。市場を見渡しても、競合メーカーから、これに匹敵するような5Gスマホは作られていないのが現状だ。


 『Forbes』やJon Prosser氏らの意見は、概ね大きくポジティブな評価となっている。実際にリリースされるのが待ち遠しい。


(Nagata Tombo)