5月12日、スクーデリア・フェラーリは、セバスチャン・ベッテルとの契約を延長しないことを発表した。ベッテルは、2020年シーズン限りでチームを離れることになる。
レッドブル時代に4年連続でチャンピオンを獲得したベッテルは、2015年にフェラーリへ移籍し、タイトル獲得を目指してきた。だがフェラーリ加入後のランキング最高位は2017年と2018年の2位で、戴冠という目標はまだ達成されていない。
2019年はマシン特性に苦しんだことやチームの過失などもあったものの、自身のミスや僚友シャルル・ルクレールの活躍もあって、1勝を挙げるにとどまった。
ベッテルとフェラーリとの契約は2020年までとなっており、2021年以降に向けて交渉が進められていた。チームは1年契約および大幅なサラリー減額というオファーを行ったようで、ベッテルがこれに対して難色を示していると報道されてきた。
ベッテルの後任ドライバーはまだ明らかになっていないが、ダニエル・リカルド(ルノー)やカルロス・サインツJr.という噂もある。また、ルノーやマクラーレンがベッテルに対してオファーをしているという話もあるが、こちらもまだ正確なことはわかっていない。