トップへ

豊島がスパイバーに出資、テキスタイルの共同研究を推進

2020年05月11日 20:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

豊島 スパイバー 第三者割当増資の引受と共同研究契約の締結 Image by: 豊島
繊維商社の豊島が、バイオベンチャー企業 スパイバー(Spiber)の第三者割当増資を引き受けるとともに、紡績糸とテキスタイル開発に関する共同研究契約を締結した。投資額は非公開としている。

 スパイバーは2007年に設立されたスタートアップ企業で、2018年にはクールジャパン機構から30億円の資金を調達しており、昨年12月には同社独自の素材の人工合成クモ糸「クモノス(QMONOS®︎)」を採用しゴールドウインと共同開発したアウトドアジャケット「ムーン・パーカ(MOON PARKA)」を発売するなど話題を集めている。
 今回の共同研究契約の締結により、両社はナレッジとリソースを相互に活用。ファッションを含む幅広いライフスタイル分野において、スパイバーが独自に開発した「ブリュード・プロテイン(Brewed Protein™)」をはじめとする構造タンパク質繊維の用途の多様化と、普及拡大に向けた開発を進めていくという。
【こちらの取り組みもチェック】スパイバーとアデランスが新たな毛髪素材を共同開発、持続可能な社会の実現へ