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カナダ発フットウェア「アルド」が米破産法11条を適用申請、新型コロナによる経営悪化で

2020年05月11日 18:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「アルド」公式サイトより
カナダ発のフットウェアブランド「アルド(Aldo)」が5月7日、カナダの企業債権者調整法(CCAA)、日本の民事再生法に相当するアメリカの連邦破産法11条の適用を申請した。スイスでも同様の措置を講じる予定だという。
>>米高級百貨店「ニーマン・マーカス」も米破産法を申請するなど、コロナの余波は小売業界に直撃している

 アルドは、近年すでに業績低迷に苦しんでいたが、新型コロナウイルス感染拡大が追い打ちをかけた。ブルームバーグの報道によると、アルドはパンデミックにより6,680店舗の従業員とカナダ・ケベック州モントリオールの本社に勤務する社員を少なくとも270人以上レイオフ(一時解雇)したという。
 CCAAの申請手続きは会計監査業務を行うErnst&Young Inc.の監視下で行われ、手続き中もアルドや傘下ブランドの「Call It Spring」「GLOBO」のECサイトと公式ホームページの運営を継続する。本社は引き続きモントリオールに構え、休業中の店舗も地方自治体や保健当局の定めるガイドラインに基づいて再開を予定している。
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