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ネズミより小さい 世界一小さなネコの赤ちゃんが誕生! 愛らしい姿に飼育員もメロメロ(英)<動画あり>

2020年05月10日 15:31  Techinsight Japan

Techinsight Japan

英・動物保護区で誕生したサビイロネコの赤ちゃん(画像は『Porfell Wildlife Park and Sanctuary 2020年4月30日付Facebook』のスクリーンショット)
イギリスのコーンウォール州ランレスにある動物保護区「ポーフェル・ワイルドライフパーク(Porfell Wildlife Park)」にて世界最小かつ、世界で最も珍しいとされるサビイロネコの赤ちゃんが2匹生まれ、その愛らしい姿が話題になっている。『Mirror』『Daily Mail Online』などが伝えた。

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サビイロネコはスリランカおよびインドに棲息し、成長しても鼻からしっぽまで35~48cmという。その姿から「世界最小のネコ」として知られ、生まれたての赤ちゃんはネズミよりも小さい。生態は詳しく解明されておらず、現在飼育されているサビイロネコは今回誕生した2匹を加えても世界で50匹ほどで「世界で最も珍しいネコ」とも言われている。

この2匹の子猫は「ポーフェル・ワイルドライフパーク」のサビイロネコ保全繁殖プログラムを通じて誕生した。広報の女性は「昨夏に空いている飼育舎があって、サビイロネコのペアを受け入れる機会を得たの! こんなにも珍しい動物を飼育できることに興奮したわ!」と語っている。

このペアは同じく保全繁殖プログラムを営む、野生動物プロジェクト運営者のトッド・ダルトンさん(Todd Dalton)から提供された野生のサビイロネコだそうだ。

サビイロネコの赤ちゃんは生後8週になるというが今も母ネコがしっかりと面倒を見ており、健康な様子とのこと。母ネコは我が子に人が近寄ることを許さないため、まだ2匹の性別は確認できていない。子ネコたちは少しずつ周囲に興味を抱いているようで、最近は小屋から姿を現すこともあるという。このサビイロネコの赤ちゃんたちはポーフェル・ワイルドライフパークで働く少数チームに毎朝、笑顔と喜びを与える大切な存在となっている。

現在、世界を取り巻く状況からポーフェル・ワイルドライフパークも経済的な打撃を受けており、クラウドファンディングサイト「GoFundMe」を通じて運営資金の支援を求めている。現時点で目標額の2万ポンド(約260万円)に対し、1万3932ポンド(約184万円)の寄付が集まっている。



画像は『Porfell Wildlife Park and Sanctuary 2020年4月30日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)