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主要ブランド軒並み撤退の時計見本市「バーゼルワールド2020」開催中止が決定

2020年05月08日 17:33  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

バーゼルワールド公式サイトより
世界最大規模の時計の見本市「バーゼルワールド(BASELWORLD)」が、来年に延期した2020年度の開催中止を発表した。
>>「ブルガリ」は今年度のバーゼルワールド参加辞退を発表していた

 今年度は新型コロナウイルスのパンデミックを理由に開催を来年に見送り、会期は2021年1月28日から2月2日までとしていたが、開催が延期されたことなどを理由に「ロレックス(ROLEX)」や「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」、「シャネル(CHANEL)」「チューダー(TUDOR)」「ショパール(Chopard)」のほか、LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン グループ傘下の「ウブロ(HUBLOT)」などラグジュアリーウォッチを代表するブランドが軒並みバーゼルワールドからの撤退を表明。しかしバーゼルワールドは延期に関しては出展ブランド側も合意していたことを明かしており、見解に相違が生じていた。
【もっとくわしく】ロレックス、パテック フィリップ、シャネルなど5ブランドが「バーゼルワールド」から撤退
 今年度の開催中止は主要ブランドの出展辞退が理由と見られる。バーゼルワールドによると、撤退に対する払い戻し金額の減額に出展ブランド側が合意したことで和解に至ったという。バーゼルワールド主催のMCHグループCEOのBernd Stadlwieserは撤退ブランドに対し謝辞を述べた上で、「私たちは協力して、短い時間で全員が納得できる解決策を見つけました。新型コロナウイルス感染拡大による大幅な利益損失と全ての利害関係者への責任を鑑みると、中止決定が我々にできる最大限のことです。バーゼルワールド2020に関する友好的な和解により、これからの未来に注力することができます」とコメント。バーゼルワールドは今後、中止した見本市をフォローアップする新しいプラットフォームを模索するという。