トップへ

白斑のラブラドール・レトリバー 1年前から黒と白のまだら模様に(フィンランド)

2020年05月08日 13:42  Techinsight Japan

Techinsight Japan

まだら模様のラブラドール・レトリバー(画像は『Bored Panda 2020年5月1日付「“Blaze Is A Pure Black Labrador Retriever, But He’s A Little Different From The Others” 」(Image credits: blazethedog__)』のスクリーンショット)
森と湖に囲まれた美しいフィンランドで、逞しく生きるラブラドール・レトリバーの“ブレイズ(Blaze)”が注目を浴びている。ブレイズは「尋常性白斑」という疾患を患っており、身体が黒と白のまだら模様なのだ。『Bored Panda』などが伝えている。

【この記事の他の写真を見る】

フィンランド在住のサンテリ・フリーランダーさん(Santeri Frilander)は、10歳になるオスのラブラドール・レトリバー“ブレイズ”を飼っている。ブレイズはきょうだいのラブラドール・レトリバーと同じように外遊びが大好きだが、1年前から黒い身体に変化が現れた。

サンテリさんによると、ブレイズはもともと全身が黒だったが、1年前に耳に小さな白い部分が現れて、それが徐々に全身へと広がっていったそうだ。これは尋常性白斑といって皮膚や被毛の色が抜けて白くなり、年齢とともに進行していく疾患だという。専門家によると犬や馬、稀に猫で発症例があるものの、命に関わることはほどんどなく、ブレイズのように身体全体がまだらになるのは非常に珍しいとのことだ。

サンテリさんは、そんなブレイズについてこう語っている。

「ブレイズのきょうだいで白斑がある犬はおらず、みんな身体が一色なんだ。最近は白い被毛が混じったブレイズを見て『おじいちゃん(The Old Man)』とか『面白いおじいちゃん(The Funny Old Man)』とか呼ぶ人もいるけど、白斑があるからといって、ブレイズの健康に影響はないみたいだね。」

「ブレイズは車に乗ってどこにでも行きたがるし、誰もいない森の中を走り抜けたり、湖を泳いだりするのが大好きなんだ。冬になると雪の中で遊ぶのが好きでね。いつも外に行きたがるんだよ。ただ一番好きなことは、食べることだね。夕食が並ぶテーブルの隣に座って、ご馳走をもらえるのをじっと待ってるんだ。あの茶色い瞳で見つめられたら、ついついスナックをあげちゃうんだよね。」


実はサンテリさんは先月24日、Facebookグループ『Dogspotting Society』にブレイズの写真を投稿しており、約2週間で3万2千人超がシェアして拡散した。写真を見た人からは「犬が白斑を発症するって知らなかった。とても美しいと思う」「ハンサム!」「ゴージャス!」「ユニーク」といったコメントが届いていた。なおサンテリさんは、1月にブレイズのInstagramのアカウントを設置し写真を多数投稿している。

ちなみに尋常性白斑のモデルではカナダ出身のウィニー・ハーロウが有名だが、2017年にはウィニーから影響を受け、素顔をさらしてモデルになった37歳の白斑の女性が「自分は歩く芸術作品。ユニークさを誇りに思う」と語り、話題になった。

画像は『Bored Panda 2020年5月1日付「“Blaze Is A Pure Black Labrador Retriever, But He’s A Little Different From The Others” 」(Image credits: blazethedog__)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)