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Age Factory 清水エイスケが語る、『EVERYNIGHT』の静かな熱量 原風景を通して描いた“新しい世代”のクリエイティビティ

2020年05月06日 12:02  リアルサウンド

リアルサウンド

Age Factory(写真=木村篤史)

 Age Factoryの3rdアルバム『EVERYNIGHT』が発売された。その内容が話題を呼んでいる。2016年の1stアルバム以降、ロックシーンを根幹から揺るがす怪物バンドとして、彼らはずっと攻撃の手を緩めずにいた。ともすれば不遜にも見える清水エイスケの歌詞や言動はパンク的なマインドを裏付けていたし、ギラついた欲求をそのままタイトルにした前作『GOLD』も、上昇気流に乗るバンドの今をはっきり反映していたと思う。


 しかし、今回の『EVERYNIGHT』はニュアンスが違う。淡いブルーのジャケットの中には、儚さや寂しさ、喪失感を噛み締めながら、流れゆく景色を見つめて立ち尽くす彼らがいる。エモーショナルな独白に救われる者がいれば、なぜ急に内省的になったのかと戸惑う者もいるだろう。だが、清水エイスケはこれが最もやりたかったこと、さらには“新しい世代”の視点だと言う。その真意を探るべく、インタビューを行った。


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