isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。
2020年上半期の運勢も配信しているので、こちらもぜひチェックしてくださいね♡
2020年上半期の運勢 今週のおひつじ座の運勢illustration by ニシイズミユカ
精神が死なないために
今週のおひつじ座は、「予定調和が崩れていくプロセスを、おおらかに受け止めていくような星回り」。
思い通りにならない現実から顔を背けず、ありのままに観察し、受け止めていきたいところです。
また、自分が知らないということを自覚する習慣付けが必要。
何かを「知らない」、誰かを「思い通りにできていない」と認めることは失敗や落ち度ではなく、成功や評価への道筋であるということを意識しておくべきなのかもしれません。
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自分の中の古い地層の浮上
今週のおうし座は、「古代人の見ていた世界像にグーンと近づいていくような星回り」。
先住民たちは、自分たちと動物とのあいだに共通性を見出す思考を持っていました。
これは20万年前にホモ・サピエンスが出現した時に芽生えたアナロジー能力、つまり似ているものを似ていると認め、結びつける能力であると考えられます。
今週のあなたもまた、さながらそうした古代人のように、ごく当たり前のように樹上の鳥になったり、花壇や道ばたで咲く花になったりして、現代人的な分別や区別の線引きをぴょーんと飛び越えていくことがテーマとなっていくでしょう。
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糠床と幹の穴
今週のふたご座は、「ありったけの力で小さな日常に潜っていくような星回り」。
分かりやすくて見栄えのする大きなドラマから、一見そこで何が起きているか分からない・分かりずらい小さなドラマへ。
こうしたどこか漫画的な視点転換は、そのまま今のふたご座の目線の運びとも重なっていくように思います。
自分の健全で自立的な日常を支えてくれる、ささやかだけれど確かな影響力に存分に浸っていくことこそ、もっとも大事なテーマとなっていくでしょう。
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生命燃焼
今週のかに座は、「何か純粋で汚れなきものに触れることで、少なからず生まれ変わっていこうとするような星回り」。
身体的・精神的・社会的にまいってしまいがちな現在のような状況下でこそ、自身の内奥から満ち溢れてくるものに存分に感じ入っていきたいところ。
文豪・芥川龍之介は「君は自然の美しいのを愛し、しかも自殺しようとする僕の矛盾を笑ふであらう。けれども自然の美しいのは、僕の最期の目に映るからである」と『或る旧友へ送る手紙』で書いています。
今週は関わる相手との別れをそっと頭の片隅で思い描きつつ、目下のやり取りを存分に楽しんでいくといいでしょう。
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凧あげの原理
今週のしし座は、「自分を一段高いところへ引き上げてくれるものに、身を委ねていこうとするような星回り」。
今こそ根拠のない自信を胸にすると同時に、その胸をごく自然に張っていけるかが問われていくでしょう。
確信を抱くというのは、これまでやってきたことの繰り返しやだらだらとした横展開とは異なる、垂直の軸を立てて、そこから新しい神聖な空間が展開されていくというイメージでもあります。
これから、どこに、どんな垂直的な精神を立てていくのか?しっかりと腹をくくり、これからの活動の基盤を見つけていきましょう。
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まじめを遊びに変えていく
今週のおとめ座は、「遊びとまじめの適度な緊張関係を楽しんでいくような星回り」。
オランダの歴史家ホイジンガは、文化というものは「遊び」だけでも「まじめ」だけでも生まれず、両者のバランスが取れたときに初めて育ってくるものであると述べました。
今週のあなたにおいてもまた、強すぎる現実にどれだけそれに相応しい「虚構性」を重ねていけるかがテーマとなっていくでしょう。
とかく「まじめ」に考えられがちなものほど、心に栄養を与え、精神に化粧を施していくひとつの化粧品とみなして、それで遊んでみてくださいね。
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余計なことはせずに見守る
今週のてんびん座は、「いいぞもっとやれと、微笑をたたえていくような星回り」。
西東三鬼の「頭悪き日やげんげ田に牛暴れ」という句では、後ろ脚を跳ね上げて暴れている牛を目にして、作者は知らん顔をします。眉をひそめるのでもなく、ただ「同類を見つけたぞ」とにんまりしているのです。
もしかしたらその暴れ牛は、「自分もこうできたらいいな」と作者が感じるロールモデルになっているのかも知れません。
今週のあなたもまた、自分の好みの‟写し身”やその所作を、みずからのものとしてトレースしていくことがテーマとなっていくでしょう。
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相互間入的ということ
今週のさそり座は、「愛するものに対して、然るべき立ち位置に立っていこうとするような星回り」。
人類初のカップルであるアダムとエバは、ユダヤの古典において、互いに見つめ合うのではなく“相手の正面に立つべき”とされています。
そこで見えてくるのは相手の背後であり死角、視界から欠けている領域。そして必要があれば、相手にそれを知らせることもできるのです。
今週のあなたもまた、どうすればより実りある「助け手」となれるかが問われていきそうです。
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変わるものと変わらないもの
今週のいて座は、「自身の背景に広がっているものを、そっと振り返っていくような星回り」。
無理に前向きになって頑張ろうとするのではなく、ただ自分が生きてこの世にあることを無心に感じていきたいところです。
たとえ取り組む仕事や、関わる世界、付き合う人間、あるいは記憶そのものが変わってしまったとしても、あなたが生きてこの世にある限り、これまでの痕跡は記憶の中でつねに書き換わりつつも残り続けます。
さよならを言う相手は誰か、こんにちはと声をかけていくのはどこか、今週はよくよく見定めていきましょう。
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時代と寝起きを共にする
今週のやぎ座は、「状況に反してますます心境が清澄に透きとおっていくような星回り」。
改めて、自身の今ある幸運を噛みしめていきたいところです。
京大教授を務めていた経済学者・河上肇は、戦前の左翼の地下活動で検挙されて、5年の近くの獄中生活を送るなど波瀾に満ちた生涯を送りました。しかし彼が獄中で詠んだ詩には、不思議と悲しみは感じられません。
「不運は幸運の在り処を指し示す」とも、言えるのではないのでしょうか。
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たんたんとただ歩く
今週のみずがめ座は、「ただ飄々と、なんでもない旅人のような自分として歩いていくような星回り」。
やっとこさここまで来ることができたかという、一つの分水嶺(ぶんすいれい)を超えていくことができるかも知れません。
もし、まだあなたがこれまで歩いてきた道のりを振り返ったあと、まだ十分ではないと感じているなら、とりあえず歩いていけるところにある“次なる目的地”を見据え直してみましょう。
はじめて地上に降り立った一羽の鳥となったつもりで、その道を歩き始めていきたいところです。
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Who are You?
今週のうお座は、「魂の‟裂け目”において、何か得体の知れない光景を目撃していくような星回り」。
癌を患ったのち、病後はじめての旅行の帰り道で飛行機に乗っていた小説家・日野啓三は、「窓から外を眺め渡しているつもりが、次第に自分の意識の奥を覗き込んでいる気分になる」と書いています。
今週のあなたもまた、日野の場合ほど劇的なものではないとしても、自身の真ん中を垂直に貫くようなひとつの啓示がもたらされていくかも知れません。
ある種の「予感」がとても強まってくるタイミング。気を散らさず、ひとりの時間をしっかり確保して、自分の内面へと没入していくべきです。
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