そろそろあったかくなってくる頃でしょう?そうすると、みなさんも怖い話が恋しくなるんじゃないかと思いまして。
今回は、みなさんが恐らく一番安心して過ごせる、自宅。この自宅にまつわる、怖い話をしようと思う。(文:松本ミゾレ)
『残穢』を観て自宅に恐怖を抱いたというトピ主
あなたは『残穢』という映画をご存知だろうか。原作は小説なんだけど、2016年に公開されたこの映画、結構怖い怪奇作品になっている。要は、家にまつわる不気味な怪異を追うホラー作品だ。
ガールズちゃんねるに先日、「【ホラー】住んでいる家での不可解な現象」というトピックが立った。このトピックを立てた人物は先ごろ映画版『残穢』を観たそうで、それ以降「自分の住んでる土地にも過去何かが起きていたのかと思うと怖くなってきました」という。
その上で広く、住んでいる家で不可解な現象が起きている人がいるのなら、その情報を教えてほしいと要求をしている。
エレベーターに男の子、届かないはずのボタン押してなぜか屋上へ
で、実際にこのトピックには不気味な体験談を書き込む人がかなり多い。僕だったら、絶対住みたくない事例が生じてる家の話も結構あるので、ちょっと引用のもと紹介させてもらいたい。
「エレベーターに乗ったら先に小さい男の子が乗ってて、誰も住んでいない屋上へ上がってったこと(私は途中で降りた)。しかもどう考えても屋上へのボタンに手がとどく身長ではなかった」
「お風呂入ってたらノックされたから、『おかえり』と言ったら誰もいなかった。てっきり夫が帰ってきたのかと思った」
「前住んでたアパート、部屋とキッチンの間にある磨りガラスっぽいドアあるんだけど、ちょくちょく黒い人影が玄関からキッチンの壁に向かって歩いてた。足音もかすかに聞こえてたから旦那が帰ってきたと思って毎回『お帰り!』って言ってたけど慣れて無視するようにした。銀色の調理器具に反射して見えたのが女のシルエット。引っ越し当初、隣のおばちゃんから言われたわ。『この部屋の人皆1年以内で出て行っちゃうの』まあ、私も公営住宅当選したから1年以内でさよならしました!しばらくしてそんなに古くなかったけど取り壊ししたようです!」
このように家にまつわる不気味な話がより取り見取り。僕なんかはせいぜい、お盆の夜に金縛りに遭った程度の経験しかないので、いずれの話もかなり刺激的だったんだけど、目の肥えた皆さんはいかがだろうか。
ただ、幽霊ってのは怖がってる人にしか姿を見せないって言うし、事故物件でも平気で住んでる人も世の中には多い。結局のところ、生きている人間が一番強いってことかなあ。