Lip Popは5月1日、「コロナ離婚」に関する調査結果を発表した。調査は4月にネット上で実施し、10~50代の100人から回答を得た。
"コロナ離婚"は、経済事情の悪化や家事分担の不満といった新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけにした離婚。「コロナ離婚を考えるようになった・なりそう」(38%)と回答したのは4割に迫った。年齢別では、特に「40代」(46%)に多くみられた。
「夫が在宅勤務なのに食事の用意も掃除も全くしてくれない」
「コロナ離婚を考えるようになった・なりそう」とした人にエピソードを聞くと、
「主人が在宅勤務するようになって好きなタイミングでご飯を食べたり掃除機をかけたりできなくなり、かといって主人が何か手伝うこともなくストレスが溜まるようになった。家にいても気を使わないといけないことが一番の負担になっている」(26歳女性)
「夫が自宅で仕事するようになったにもかかわらず食事の用意も掃除も全くしてくれない。私は仕事の性質上出勤しなければならず帰りも遅く、せめて食材の買い物や夕飯の支度くらいはしてくれてもいいのではと思ってしまう」(31歳女性)
「私は通常通り職場での勤務なので子供を見ていられないのだが、在宅勤務の夫に頼んでも家で仕事しないといけないから無理と断られる。泣く泣く親に来て面倒を見てもらっている」(25歳女性)
などと在宅勤務になっても家事や子育てを手伝わない夫への不満がみられた。
また、
「子供にうつすかもしれないのにパチンコや友人との遊びに行く夫を見て価値観の違いを感じた。夫の本性がわかった気がする」(41歳女性)
「これまで金銭感覚や道徳観など主人と似た価値観だと思っていたが、今回それがかなり違うことを知った。夫は自粛とはあくまで本人の自由だと考えており、経済を回しているといい美容室に行ったり衣料品の買い物をしたりする。ちょっとこの先この人とやっていけるのかどうか不安を感じ始めている」(31歳女性)
などと自粛をめぐり価値観や考え方の違いが見えたという人もいた。
このほかにも「以前から旦那は好きな事ばかりして収入が不安定であり、私は安定した仕事をしてほしいとお願いしていた。このコロナでますます旦那の仕事の収入は減っており、キチンと考えないようならば離婚を考えないといけない」(46歳女性)と経済的事情で不満を感じている人も多かった。