トップへ

新生「スイマー」のディレクターが決定、ライセンス展開で再出発

2020年05月01日 19:33  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

写真
人気雑貨ブランド「スイマー(SWIMMER)」が復活に伴い、約22年間にわたりブランドのインハウスデザイナーとして活動したひづめみか~るをディレクターに起用した。ライセンスビジネスをメインに展開し、ひづめみか~るはアートワークの監修を務めるという。商品は年内から来年春に向けて、パディズでのコーナー展開や全国の雑貨店で販売していく予定。

 スイマーは「ノスタルジックキューティ」をコンセプトに、白鳳が自社企画のオリジナル雑貨ブランドとして1987年に立ち上げた。レトロなデザインや、パステルカラーを用いた"夢かわいい"デザインなど、インハウスデザイナーの個性を生かした様々なテイストのアイテムを展開し支持を集めたが、仕入れ単価の高騰を背景に、2018年1月末にブランド展開を終了した。その1年半後、バラエティー&ファンシーショップを運営するパティズが白鳳から事業譲受し、ブランドを復活させることを発表。新生スイマーでは以前のような複数のインハウスデザイナーが商品をデザインするのではなく、ひづめみか~るが専任でディレクションを行う。
>>スイマーで活躍したデザイナーが振り返る、ブランドの終了の経緯とは?(2018年6月掲載)
 ひづめみか~るは1995年から約22年間、スイマーのデザイナーとして活動。ブランド終了後はフリーランスに転身し、広告や食品パッケージ、CDジャケットなどのデザインや企業とのコラボレーション商品を手掛けてきた。デザイナー業以外にもトークイベントやラジオ、ナレーション出演など活動は多岐にわたる。
 今回のディレクター就任は、ブランド復活が決まった際にパディズ社長の齋藤啓一氏から連絡があり、スイマーに関する全てのデザインについての監修やディレクションを任されたため。ひづめみか~るは就任について「こんな時代だからこそみんなが明るい気持ちになれるものをデザインして世に送り出していかなければ!と使命感のようなものを感じています。私が責任を持って新しい時代にスイマーを繋げていくんだということを知っていただけたらと思います」とコメントしている。
 新生スイマーでは人気があった雑貨を復活させるほか、コスメやスナックのパッケージ、企業広告などの制作も視野に入れており、新しいファン層の獲得を目指す。手にとりやすい価格帯を中心に、要望があれば大人向けの高価格帯商品にも挑戦していくという。当面はライセンス商品のみ展開するが、自社企画の商品開発も検討している。
■スイマーに関する問い合わせ:メールフォーム