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『カメラを止めるな!リモート大作戦!』YouTubeで配信開始 全世界から300人以上が参加

2020年05月01日 18:02  リアルサウンド

リアルサウンド

『カメラを止めるな!リモート大作戦!』(c)カメラを止めるな!リモート大作戦!

 短編映画『カメラを止めるな!リモート大作戦!』がYouTubeにて配信開始された。


参考:本編はこちらから


 『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督とキャスト陣が再結集した本作は、スタッフとキャストが一度も会わずに“完全リモート”で、ビデオ通話の画面や、キャストがスマートフォンで自撮りを行い、これを上田監督が編集し完成させた。


 舞台は、新型ウイルスの感染拡大で外出自粛を余儀なくされている日本。そんな中、自宅の映像ディレクター・日暮のもとに、笹原・古沢の両プロデューサーから、「今月中に再現ドラマを1本作って」という無茶ぶりのビデオ電話がかかってくる。「今は撮影できる状況じゃないですよ」と渋る日暮に、「スタッフキャスト全員、一度も会わずに作ります」と驚きの返答が返ってくる。かくして、完全リモートでの映像制作が始まる。


 「応募者全員採用!」と銘打ちSNSで一般募集されたエンドロールダンスには305人が出演。子供から年配者まで幅広い層から応募があり、日本のみならず、韓国、カナダ、カンボジアなど海外からも応募があったそう。同じく、SNSで一般募集された「こちょこちょされて大笑いする映像」も20人以上の映像が採用されており、実際の本編で使用されている。


 今回、本編の完成に際して上田監督と主演の濱津隆之よりコメントが届いた。本作の未公開映像、監督・キャストからのメッセージ動画に関しては、MotionGallearyにて実施中のクラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」内に特典として提供されている。


■コメント
●上田慎一郎監督(監督・脚本・編集)
1カ月前「今、自分にできることはなんだろう?」と考え、本作の緊急制作を決めました。とにかく気分が明るくなる愉快痛快な楽しい映画を! と作ったつもりなんですが……自分自身、編集をしながら涙が止まらなくなってしまった場面が2箇所ありました。いつの間にか本作は自分の想像を遥かに超えたものになっていました。半分は誰かの娯楽のために。半分は自分を救うために。この作品を創ったんだと思います。「今」しか創れないものができました。ぜひ「今」観て下さい。この作品が誰かの気分を少しでも明るくすることができますように。


●濱津隆之(主演)
一足お先にちょろりと拝見させて頂きました。完全リモート、完全自撮りならではの粗さもまた、面白味の一つになっていたり。取り敢えず、何も考えずにただただ笑ってくれたらと思います。


(リアルサウンド編集部)