トップへ

MotoGP:ドイツ/オランダ/フィンランドGPの中止が正式発表。8月再開へ向け調整進む

2020年04月29日 19:41  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2019MotoGP第9戦ドイツGP スタートシーン
FIM(国際モーターサイクリズム連盟)、IRTA(国際ロードレーシングチーム連盟)、MotoGPを統括するドルナスポーツは4月29日、6月下旬から7月上旬にかけて開催される予定だったロードレース世界選手権MotoGPドイツGP、オランダGP、フィンランドGPの開催を中止することを発表した。

 3戦が中止されることになったこの決定は、新型コロナウイルスの感染拡大が続いている状況を踏まえたものだ。それにより6月19~21日にザクセンリンクで開催される予定だったドイツGP、6月26~28日にTT・サーキット・アッセンで行われる予定だったオランダGP、7月10~12日にキュミリングで1981年以来の復活を果たす予定だったフィンランドGPと3グランプリの開催がキャンセルされた。

 さらに、オランダで第2戦が併催予定だったFIM Enel MotoE World Cup(MotoE)も同様に開催中止となることが決まった。ロードレース世界選手権は、3月6~8日の第1戦カタールGPで最高峰のMotoGPクラスは開催を中止され、下位クラスのMoto2、Moto3クラスだけシーズン開幕を迎えている。

 現段階では8月7~9日にブルノ・サーキットで行われるチェコGPが第2戦となる見込みだ。改訂されたカレンダーや追加情報は、決定次第発表される予定だ。

 ドルナスポーツの最高経営責任者であるカルメロ・エスペレータは「MotoGPカレンダーで重要なこれらの3グランプリのキャンセルを発表することはとても悲しい」と以下のようにコメントした。

「ドイツGPは素晴らしい歴史を持つ本当にユニークなトラックで、キュミリングは1982年以来フィンランドに戻ってくるグランプリでエキサイティングな新サーキットだ。そしてTT・サーキット・アッセンは1949年にチャンピオンシップが始まって以来、中断されることなく、毎年グランプリを開催してきた名誉ある唯一の開催地だ」

「ドルナを代表して、我々は状況の改善を待つ間、すべてのファンの理解と忍耐に感謝する。2021年にザクセンリンクとTT・サーキット・アッセンに戻ることを楽しみにして、新設サーキットのキュミリングが来季にグランプリデビューとなることを待ち望む」

■2020年MotoGP開催スケジュール(4月29日発表時点)
Roundグランプリサーキット決勝レース日第1戦カタールロサイル・インターナショナル・サーキット3月8日第2戦スペインヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエト5月3日(延期)第3戦フランスル・マン-ブガッティ・サーキット5月17日(延期)第4戦イタリアムジェロ・サーキット5月31日(延期)第5戦カタルーニャカタロニア・サーキット6月7日(延期)第6戦ドイツザクセンリンク6月21日(中止)第7戦オランダTT・サーキット・アッセン6月28日(中止)第8戦フィンランドキュミリング7月12日(中止)第9戦チェコブルノ・サーキット8月9日第10戦オーストリアレッドブル・リンク8月16日第11戦イギリスシルバーストン・サーキット8月30日第12戦サンマリノミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ9月13日第13戦アラゴンモーターランド・アラゴン9月27日第14戦タイチャン・インターナショナル・サーキット10月4日第15戦日本ツインリンクもてぎ10月18日第16戦オーストラリアフィリップ・アイランド・サーキット10月25日第17戦マレーシアセパン・インターナショナル・サーキット11月1日第18戦アメリカズサーキット・オブ・ジ・アメリカズ11月15日第19戦アルゼンチンアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド11月22日第20戦バレンシアリカルド・トルモ・サーキット11月29日