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『今日好き 青い春編』第4話ーー2つの三角関係は明暗別れ、“のあ”も登場でクライマックスへ

2020年04月29日 16:22  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)ABEMA

 現役高校生たちが2泊3日の“恋の修学旅行”を通して運命の恋人を見つける『今日、好きになりました。青い春編』(ABEMA)。同番組は、胸キュンあり、涙ありの甘酸っぱい青春純愛リアリティーショーだ。


 4月27日公開の第4話では、いよいよ最終日である3日目の朝まで突入。男子からの告白を目前に、かつてないほどの緊張感が画面越しにひしひしと伝わってきた。


 以下、今回の見どころをレポートする。細かなネタバレもあるため、ご注意いただきたい。


(参考:『今日好き 青い春編』第3話ーーしゅんが一夜にして“モテ男”に! カップル続々誕生か


 今回の旅で初回から注目度抜群だったのが、後述する2組の三角関係。待ちに待ったイルミネーションを訪れた2日目夜には、そんな三角関係の片方にも、いよいよ決着の兆しが見えてしまったーー。


 まずは、永江梨乃(りの)をめぐる、木村伊吹(いぶき)と佐久間美波(みなみ)のライバル関係について。みなみはイルミネーション到着前に、彼を慕う粕谷音(のん)と2人きりのいちご狩りデートを楽しんでいたわけが、残りのメンバーと合流するやいなや、りのをツーショットに誘って先制パンチを仕掛ける。この切り替えの早さに、いぶきは呆然。のんも号泣するしかなかった。


 2人きりになったみなみは、お互いの名前の呼び捨てにはじまり、”普通”の手繋ぎから、りののクレープを齧るまで、その距離をどんどん縮めていく。「いぶきには負けたくない」と明かしていたみなみだが、ここまでは好調な流れだ。


 すると、りのから「遠距離でも続く自信ある?」と核心を突く質問が。自身が福岡在住だという不安感から、いぶきにも初日に同じ質問をしていたりの。これに対して、みなみは「したことないからわからないけど、自信しかないかな」と笑顔で笑い飛ばす。その答えに、りのは小さく肩を揺らして明らかに喜んでいた。最後には、「いぶきよりもみなみの方が話しやすい」という嬉しい言葉も引き出し、最終日の告白相手も「りのって決まってるから」とキメたところで、いぶきが登場した。


 いぶきがりのを連れ出した先は、観覧車。序盤から控え目ないぶきだったが、みなみというライバルが現れて、ようやく積極的な表情になってきたようだ。そしてみなみの時とは異なり、“恋人繋ぎ”を自然と交わしている2人。思えばみなみは、りののクレープに口をつけていたが、その逆のパターンは見られず。2人の男子の間で揺れ動くりのだが、みなみを意識したいぶきが、りのの前で「ライバルだ」と口にしたり、さらには「俺はでも、(りのに告白)行きます」と力強く宣言するシーンも。みなみのライバルはかなり手強そうだーー。


 そして話題は、もう一組の三角関係に。桑山隆太(りゅうた)は、ビーチでの“朝散歩”を楽しんだ山田なる(なる)とツーショット。少し強引に自身の上着を貸す男心を見せると、話は明日の告白に移る。告白を考えている相手について、なるが「だってわかってるよね? きっと」と好意を匂わせると、りゅうたも「お互いね」とはにかみながら応答。なるの「変わらないでね」という甘い一言にも、「変わらないよ」とりゅうたが自信ありげに答えるなど、今までにない彼の一面を目撃できた。


 そこに割って入ったのが、この日の朝にりゅうたとの“別れ”を決意した広瀬りな(りな)。またしても心変わりがあったのかもしれないが、彼女の「手繋いでもいい?」という提案を、「まだ付き合ってない状態だから、そういうのはまだ違うかなって」と、りゅうたは“ド正論”で跳ね返してしまう。それに負けじと、りなも「どうしたら振り向いてくれる?」と問いつつ、彼がなぜ自分ではなくなるを選んだのか探るも、その答えは「自分がリードしていきたい」というものだった。お互いの考える“積極性”がすれ違ってしまった、悲しい三角関係の終焉がそこにはあった。


 その夜にも、男女それぞれ様々な物語が。みなみは、いぶきを誘って意外なツーショットを披露。お互いの容姿やポジションを羨ましがりつつ、りのの本心が読めない悩みを共有しながら、最後には明日の告白に向けて健闘を称え合った。また、女子メンバーはくろがねさら(さら)の兄で、番組出演経験もある鉄篦啞(くろがねのあ)に電話を掛ける。その詳細こそオンエアにて確認してほしいが、全員が彼の言葉に間違いなく勇気づけられていた。


 そして、運命の最終日に。この日の朝には、“告白前最後のアピールタイム”として、女子1人が男子1人と話すことができる。まずは、りのがツーショット。その相手に選んだのは、みなみではなくいぶき。彼と顔を合わせて少し喋ると、この話の本題ともいえる「遠距離続く自信ある?」という質問を切り出すが、いぶき「続く自信はあるのはあるから……」という自信なさげな回答に、りのはどこか浮かばない様子だった。それもそのはず、みなみは昨晩、同じ質問に「自信しかないかな」と即答したからだ。終盤こそ、これまでのやり取りを振り返って笑顔を見せたが、りのの本命はこのひと時で定まったのかもしれない。


 また、のんは初志貫徹でみなみを呼び出す。前日に心破れた彼女だが、「のんが想う人はみなみだから」とストレートに恋心をぶつけると、「優しい、気が使えるとことか、笑顔がめっちゃ輝いている所とか……」と彼の好きな部分を列挙して、「みなみのこと好きになれて良かったなって思う」と、最大限のアピールをした。それでも、みなみの返事は「そっか、ありがとね」「嬉しいよ。気持ち的には」と、彼女の想いを受け止めながらも、傷つけないようにかわすものでしかなかったーー。


 今回のオンエアでは触れられなかった残りの男女の恋の行方を含めて、次回でいよいよ決着となる現メンバーでの“恋の修学旅行”。どんな結末であれ、その模様をしっかりと見守りながら、彼らにとってかけがえのない旅路になることを今この瞬間から願っている。


(一条皓太)