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BALLOND’OR、人生を振り返ったロック絵巻『R.I.P. CREAM』を語る 「本当の気持ちと向き合って出てくるものこそパンク」

2020年04月29日 12:02  リアルサウンド

リアルサウンド

BALLOND'OR

 BALLOND’ORのニューアルバム『R.I.P. CREAM』が最高だ。バンドとして本来的に持ち合わせていたジャンキーな音楽性を進化させ、衝動的でサイケデリックでドラマティックでノイジーなロックソングの数々が並ぶ。だが、各曲が喧嘩し合うことは一切なく、音楽愛や人生観をストレートかつピュアに表現するメロディと言葉によって、BALLOND’ORの軸がしっかりと通底した作品に仕上がっている。


 自身の光も闇も素直に音楽に反映させているからこそ、人生と深く向き合えば向き合うほど、優れた言葉とメロディを紡ぎ出していくーーそれがMJMというソングライターだ。そして『Blue Liberation』『BLOOD BERRY FIELDS』(2018年)という2枚のミニアルバムを経て、演奏やアレンジの幅がますます広がったことで、『R.I.P. CREAM』はこれほどまでに胸を打つ作品となったのだ。BALLOND’ORが最初の理想形を迎えたと言ってもいい渾身の最新作について、オリジナルメンバーのMJM、NIKEの2人に話を聞いた。(編集部)


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