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資生堂が、AIを活用した皮膚解析の新技術「デジタル 3D スキン」を開発

2020年04月28日 18:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

資生堂公式ホームページより
資生堂が、AIを活用して皮膚解析する新技術「デジタル 3D スキン™」を開発した。
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 デジタル 3D スキン™は、電子顕微鏡で観察した皮膚をコンピューター上に超微細構造まで再現して解析する技術。皮膚の内部にはコラーゲンや細胞などの構造が複雑に入り組んでいることで、これまでは立体的な形状や分布、関係性を観察することが困難だったが、新技術によりコンピューター上で皮膚内部を3次元で自在に解析できるようになったという。具体的には皮膚構造の分離のほか、特定細胞の単離や結合解析などが可能となる。
 開発は国際医療福祉大学医学部形成外科学の松﨑恭一主任教授や自治医科大学、生理学研究所との共同研究で行い、研究成果の一部は化粧品技術者の世界大会「国際化粧品技術者会連盟ミュンヘン大会 2018(IFSCC Congress 2018)」で最優秀賞を受賞した。今後は同技術を活用した製品やサービスの開発を進めていくという。