新型コロナウイルス感染拡大の影響により、日本のモータースポーツ界も数多くのイベントが延期を強いられている。そんな状況のなか、全日本スーパーフォーミュラ選手権や全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権、スーパーGT、スーパー耐久等さまざまなレースで活躍するB-MAX Racing Teamが、いざレース活動が再開されたときのために、新型コロナウイルス拡散防止対策用安全保護商品『B-Max Visor(ビーマックス・バイザー)』を設計・開発し、販売を開始した。
そこで、日本政府が提示する『人との接触を8割減らす』基本方針を重視し尊重しつつ、緊急宣言解除後に各チームが安心してレース活動が続けられるために必要なコミュニケーション保護ツールとして、またモータースポーツファンの皆様が安心してサーキットで観戦でき、ピットウォーク等を楽しめるような飛沫感染予防策ツールとしてB-MAX Racing Teamが開発したのが『B-MAX Visor』だ。
この『B-MAX Visor』は、B-MAX Racing Teamと親会社の屏風浦工業株式会社が共同開発したもの。ドライバーが被るレース用ヘルメットのバイザーとして使用されている軽量・強固なポリカーボネイト素材を加工し、レースパーツ開発技術によって生まれた超軽量スチールフレームに装着。手持ちのキャップやつばのあるヘルメットに3個の専用ストッパーで簡単に装着できる(実用新案および特許申請中)仕様となっている。子ども用のサイズも用意された。
「今回の新型コロナウイルスの感染拡大は、モータースポーツの世界をかつてない最悪の状況に陥れています。スーパーフォーミュラ、スーパーGT、スーパーフォーミュラ・ライツ、FIA-F4、そしてスーパー耐久を戦うべく万全の準備を続けてきた我々にとって、一日も早い環境改善と新型コロナウイルス感染拡大の終息を願うしかありません」と語るのは、B-MAX Racing Teamの組田龍司総代表。