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女性向けフォーマルウェアを展開する東京ソワール創業者 児島絹子氏が逝去、享年89

2020年04月28日 13:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

児島絹子氏 Image by: 東京ソワール
女性向けフォーマルウェアを手掛ける東京ソワールの創業者 児島絹子(本名:草野絹子)氏が、4月23日に脳幹出血のため逝去した。享年89。

 児島氏は1954年に前身であるソワール洋装店を創業。1969年に株式会社に改組し、東京ソワールを設立した。1976年から2002年まで社長を務め、1986年に社団法人経済同友会に女性として初めて入会したほか、1988年には女性創業者として日本初の株式上場(東証2部)を果たした。また、2002年から2013年まで最高顧問、2013年から2016年まで名誉会長を務めた。2017年には女性向けのブラックフォーマルウェアの市場の創出および拡大に尽力した功績が認められ、藍綬褒章を受章。公職としては通商産業省イベント研究委員 (1986年~1987年)、運輸省運輸政策審議会委員(1988年~1996年)、労働省女性少年問題審議会委員(1997年~2001年)、大蔵省金利政策審議会委員(1998年~2001年)などを歴任した。
 告別式は近親者のみで行い、喪主は長女の草野律子氏が務めた。
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