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「ヴィクトリアズ・シークレット」売却破談、L brandsが米投資会社を提訴

2020年04月27日 13:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

L brands 公式サイトより
L brandsが、ランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA'S SECRET)」の売却取引から撤退した米投資会社シカモアパートナーズを提訴したと海外メディアが報じた。

 L brandsは今年2月、ヴィクトリアズ・シークレットの過半数株を米投資会社シカモアパートナーズに売却することを発表。株式の買収額は5億2,500万ドル(約564億1,500万円、1ドル=107円)に上るという。
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 報道によると、ヴィクトリアズ・シークレットと「ピンク(PINK)」ラインは北米で展開する1000店以上を含む1600店舗近くの営業を休止しており、シカモアパートナーズはヴィクトリアズ・シークレットの店舗休業の決定が同社の合意なしで行われたとして、買収取引の条件に違反するとの見解を示した。これに対しL brandsは、事業保護のための対策について明確に説明の手順を踏んでいたため、取引は依然として有効であると主張。ロイター通信によると、L brands側はシカモアパートナーズは合意の破棄を通達する前に株式取得に関して価格交渉を再度試みていたといい、シカモアパートナーズの取引撤退の理由が経済的に買収が困難であると判断したのか、本当に条件違反によるものなのか真偽は定かではない。
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