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プロ野球ファンの寂しさを埋める? 各球団の公式YouTubeチャンネルが熱い

2020年04月27日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、いまだシーズン開幕の目途が立たないプロ野球。気付けばもう4月も終わり。本来であれば、ペナントレースでスタートダッシュに成功したチーム、失敗したチームの話題で盛り上がり、交流戦の展望などが語られる時期のはずだが、今年に限ってはそうもいかない。プロ野球を欠いた毎日に、寂しい思いをしている人も多いことだろう。


(参考:坂本勇人、YouTubeで巨人日本一&五輪金メダルを誓う 高木豊チャンネルに大物ゲスト続々


 そんなファンのために各球団では、YouTubeチャンネルで趣向を凝らした配信を行っている。とりわけ活発に更新されているのは、球界の盟主・巨人のチャンネル。先日、原辰徳監督、阿部慎之助2軍監督、菅野智之、坂本勇人、丸佳浩の3選手が医療現場支援のため、合わせて5000万円を東京都へ寄付したことが話題になったが、寄付について各人のコメントなどを紹介する動画を公開している。


 それだけでなく、練習風景を映した動画も豊富。「炭谷vs.澤村vs.坂本 外野ノック対決!」「男・村田修一 ノックの流儀」や、石川慎吾の頭にアクションカメラ「GoPro」を装着させて、キャッチャー目線で菅野の投球を体感できる「直撃!シンゴカメラ」など、ファンを飽きさせない多彩なコンテンツを提供している。


 千葉ロッテマリーンズのチャンネルでは、球界期待の新人・佐々木朗希の動画が多数。特に人気が高いのは、ブルペンで投球風景を収めた動画。最速160キロを超える右腕の投球は圧巻で、「佐々木朗希ブルペン入り。緊迫のブルペンにカメラが潜入【広報カメラ】」は再生回数138万回、「佐々木朗希、変化球解禁!ナゴヤドームのブルペンにカメラが接近【広報カメラ】」は83万回(4月26日時点)と高い水準を誇っている。さらに、「佐々木朗希投手も実践している家でも出来る簡単ストレッチ」など、外出自粛による“コロナ太り”が話題になっている今の時期ならではの動画も。


 もう一人の高卒ゴールデンルーキー・奥川恭伸も、所属球団「東京ヤクルトスワローズ」の公式チャンネルに積極出演。「つば九郎&奥川投手による遊びながらできる練習法!」というシリーズ動画にて、同球団の名物マスコットキャラ・つば九郎と息の合った掛け合いを見せている。


 また東北楽天ゴールデンイーグルスの公式チャンネルでは、球団マスコットキャラクターのクラッチ、クラッチーナ、スイッチが登場する動画を公開。「紙コップてっぽうをつくってみよう!」「【かんたん!】おうちでできる「玉入れ」」「ストローひこうきをつくってみよう!」など、イーグルスファンのちびっ子たちが自宅で楽しめるおうち遊びを提案している。


 そのほかの球団の公式チャンネルにも、練習風景、選手の素顔を収めたものから、新型コロナへの啓発に関するものまで、様々なコンテンツが公開されている。これらの動画をプロ野球のない日々の癒しにして、事態が終息し、プロ野球のある日常が戻ってくるその日を切に待ちたい。


(こじへい)