■Max Racing マシン:たかのこの湯 RC F GT3 ドライバー:久保凜太郎/三宅淳詞 カーナンバー:244 監督:田中哲也 タイヤ:ヨコハマ
2020年から新たにスーパーGT GT300クラスに参戦する注目のチームが、Max Racingだ。マシンはレクサスRC F GT3を使用し、ドライバーには久保凜太郎と三宅淳詞というふたりの若手を起用する。
そんなMax Racingは、2018年からピレリスーパー耐久シリーズST-XにRC F GT3を投入した。もともとチームを主宰するGo Maxは、愛媛県で会社を営む経営者。ジェントルマンドライバーとして、世界中のフェラーリチャレンジで大活躍している。チームの活動を通じて、「若い世代にもクルマの楽しさを伝えたい」というのがGo Maxの狙い。自らが出場するというわけではなく、久保と三宅のふたりを起用したのも、若手育成に協力したいという意向からだ。
チームが走らせるレーシングカーは、RC F GT3もフェラーリも、Go Maxゆかりの愛媛を強く意識したカラーリングとなっている。たかのこの湯 RC F GT3の車名の『たかのこの湯』は、愛媛県松山市鷹子町(たかのこまち)にある温泉施設(現在新型コロナウイルスの影響で休館中)。隣にはたかのこのホテルもある。
2020年はすでに岡山公式テストを終えているが、「もともとスーパー耐久でセットアップができているので、あとはスーパーGTのタイヤに合わせられれば」と久保も順調なすべり出しと語っていた。今季もつちやエンジニアリングがメンテナンスを務めるとあり、HOPPY Team TSUCHIYAとは“兄弟チーム”として挑む。新規チームながらどんなパフォーマンスをみせてくれるか、楽しみなところだ。