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【新型コロナ】21年卒の採用予定数、企業の8割「当初の予定通り」 採用担当者は7割が「基本は出社」

2020年04月22日 18:20  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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マイナビは4月22日、「新型コロナウイルスに関する企業の新卒採用への影響調査」の結果を発表した。調査は4月にネット上などで実施し、新卒採用を行う1926社から回答を得た。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて「採用予定数を変更するか」と聞いたところ、8割以上が「当初の予定どおり」(82.6%)と答えた。次いで「未定」(12.1%)が続き、わずかだが「減らす」(3.9%)、「増やす」(1.5%)という回答もみられた。

「合説がことごとく中止になり、学生へアピールできる機会がほとんどない」

採用活動の実施時期については、対面で行う「個別会社説明会」(47.0%)、「個人面接」(47.9%)、「グループ面接」(40.9%)はいずれも5月下旬に実施予定の企業が最多だった。事実上の就職内定を意味する「内々定出し」は6月上旬(44.2%)が最多。採用担当者からは、

「合説がことごとく中止になり、学生へアピールできる機会がほとんどない」
「母集団が例年より少ない。最終面接(対面)を実施することができない」

といった声が寄せられた。また、中には「コロナウイルスの感染拡大が夏まで続いた場合の採用スケジュールの組み直し」などを不安視する声も。

採用担当者自身の勤務状況については、7割以上が「基本は出社している」(73.1%)と回答。企業の規模別にみると、「300人未満」(81.5%)、「300~1000人」(61.7%)、「1000人以上」(46.7%)と規模が小さいほど出社率が高くなる傾向があった。

地域別では「東京都」(33.1%)、「神奈川県」(61.9%)、「埼玉県」(62.6%)、「千葉県」(78.5%」、「大阪府」(66.4%)、「福岡県」(76.6%)、「兵庫県」(78.2%)となった。