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3年間に同じアパートで3人の赤ちゃんが置き去り きょうだいと判明(米)

2020年04月21日 21:42  Techinsight Japan

Techinsight Japan

2019年7月に置き去りにされた赤ちゃん(画像は『The Sun 2020年4月17日付「HUNT FOR CRUEL PARENTS Three babies found abandoned at the same Florida apartment complex over three years are all siblings」(Credit: Wesh TV)』のスクリーンショット)
米フロリダ州オーランドにあるアパートの敷地内で、過去3年間に3人の赤ちゃんが置き去りにされた。偶然では片づけられない出来事に、オーランド警察が赤ちゃんのDNA鑑定を行った結果、先月末に3人は血の繋がったきょうだいであることが判明した。『WESH 2 News』などが伝えている。

フロリダ州オーランドで最初に赤ちゃんが発見されたのは2016年のことで、2人目が2017年、3人目は2019年7月でいずれも「ウィロー・キー・アパートメント(Willow Key Apartments)」の敷地内に置き去りにされていた。3年間に同じアパートの敷地内で3人の赤ちゃんが放置されるという前代未聞の事件に住民には衝撃が走り、オーランド警察も調査を開始した。そしてDNA鑑定の結果、3人は同じ父母の子供であることが判明したのだった。

昨年7月に3人目の赤ちゃんを発見した女性は、『KMOV4』のインタビューに「部屋で朝食をとっていたら、赤ちゃんの泣き声がした。玄関の戸を開けたらTシャツにくるまれた赤ちゃんが放置されていた」と語っており、次のようなメモが残されていたことを明かしている。

「昨日(2019年7月19日)午後5時45分にこの子は産まれた。1人でトイレで産んだ。この男児の父親は私たちを殺そうとしていた。どうかこのことは内緒にして欲しい。そして彼を病院に連れて行って。父親はとても危険な男よ。ごめんなさい。この子をできるだけきれいに洗って、お乳を飲ませたわ。」

2人目の赤ちゃんは2017年に敷地内のクラブハウスの廊下で発見されており、3人目の赤ちゃんの時と同じ内容のメモが残されていたそうだ。

オーランド市議会はこの件を受けて約27万円(2500ドル)をかけ、系譜学などを利用して両親を探し当てる「United Data Connect」に調査を依頼しており、警察はその結果に基づき「母親が危険な状態にあるのか、それとも両親2人の犯罪であるのか」などを見極めていくという。

なおフロリダ州ではセーフ・ヘイブン法(Safe Haven laws)により、生後7日までであれば病院、救急救命サービス、警察署、消防署などに赤ちゃんを匿名で託すことが可能であるため、警察は「赤ちゃんの安全のためにも、この制度を利用して欲しい」と呼びかけている。

画像は『The Sun 2020年4月17日付「HUNT FOR CRUEL PARENTS Three babies found abandoned at the same Florida apartment complex over three years are all siblings」(Credit: Wesh TV)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)