新型コロナウイルスに伴う外出自粛要請や人気タイトルの発売などが重なり、ニンテンドースイッチの品薄状態が続いている。ビックカメラは4月21日、同社ECサイトで10時から予定していた抽選販売を取り止め、延期することを決めた。
理由については、サイト上で「大変多くのお申込みアクセスを頂きお申込みを頂けない状況が発生致しました」と説明。抽選再開の時期は検討中という。
21日現在、抽選受付中は「ソフマップ」「Joshin Web」
同社の完全子会社にあたるソフマップでも同日、ECサイト上で抽選販売をスタート。こちらは21日18時現在、抽選販売を継続している。抽選ページのアクセスには、事前に別ページでの会員登録が必要。サイト上では「受付開始直後と終了間際は混みあいますので、時間をあけてごゆっくりお申し込みください」とアナウンスしている。
4月16日から抽選販売していたゲオのECサイト上でも、アクセスが集中。メンテナンスのため応募を一時停止し、申し込み締め切りを1日延長する措置を取っていた。
上新電機も4月15~18日、同社アプリ上で抽選販売を実施。当選者は、店頭で商品購入できる権利を得るが、混雑による感染症拡大を防ぐために、5月7~15日の計7回に分けて、当選発表を行うという。
なお、24日までは同社運営のECサイト「Joshin webショップ」で、本体が特別仕様の「あつまれ どうぶつの森セット」及び、携帯版にあたる「ニンテンドースイッチライト」の一部カラーを抽選販売している。こちらも応募が殺到しそうだ。
任天堂は4月中旬、中国での生産が追い付かないことなどから国内への出荷を一時停止。15日に自社サイト「マイニンテンドーストア」で予約受付を再開した際には、アクセス数を制限する事態になった。国内への出荷は先週末に再開したばかり。一部報道によると、今後は増産を検討しているという。
ツイッター上では「抽選参加すら厳しいとか…もう抽選にしないで受注販売にしましょうよー」と各販売サイトで相次ぐアクセス過多にうんざりする声も。また、中には「1台でいいんです、Nintendo Switchが1台だけほしいんです」と悲鳴をあげる人もいた。