政府のマスク増産要請を受け生産を開始していたシャープは4月21日、個人客向けにマスクの販売を始める。販売は特設サイトで行い、午前10時開始を予定している。
マスクは50枚入り税抜2980円で、別途送料660円がかかる。同社の三重県多気工場のクリーンルームで生産。立体三重構造で、ウイルス飛沫や花粉、PM2.5の侵入を防ぐ効果が期待できる。
期間中に複数個購入した場合、注文がキャンセルされる場合も
同社は、特設サイトで販売するマスクの詳細を公開。販売ページへは開始時刻までアクセスできない。購入できる個数は1人1箱で、購入日を含めて3日間は再購入不可。期間中に複数購入した場合、注文がキャンセルされる場合もある。
注意書きの中には「マスクの転売行為は法律で禁止されています。違反した場合には、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます」と転売を防止する警告もあった。
同社ツイッター公式アカウントは4月20日、「お待たせしてすみません」と投稿。マスク発売の詳細をアナウンスし、「無料の会員登録が必要ですが、いつでも退会は可能ですので」とツイートした。
投稿に添付された写真には、商品名「MA-1050不織布マスク」が書かれた白とピンクの箱、表面右下に「SHARP」のブランドロゴが入った2枚のマスクが写っている。
この投稿に「待っていたよー」「無くて困ってたんです」と歓迎する声が相次いだ。一方、中には「買えるかな?買えるといいな」と争奪戦になることを心配する声や「値段が転売と同じがっかり」と価格設定に不満を持つ声も一定数みられた。