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SUPER JUNIOR シンドン、ウニョク、ドンヘ……兄を支え、弟をリードする“真ん中っ子”メンバー

2020年04月19日 10:01  リアルサウンド

リアルサウンド

SUPER JUNIOR『I THINK U』

 2019年にメンバー全員の兵役が終わり、完全カムバックを果たしたSUPER JUNIOR。デビューから15年が経ち、30代に突入してもなお少年のような無邪気さと、仲睦まじいやりとりを見せてくれる。そんなSUPER JUNIORメンバーの魅力をおさらいする第2弾。今回は、ツッコミどころ満載なヒョン(韓国語で“兄さん“、“アニキ“)たちを支え、マイペースなナムドンセン(韓国語で“弟”)たちをリードする、真ん中っ子3人をピックアップ。


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■“どんぐりドンドン“シンドン
 「SUPER JUNIORのビジュアル担当」と笑いをとるポッチャリ体型がトレードマークだったシンドン。もともとコメディアン志望だったものの、ダンスの才能を生かす形で、アイドルに。このシンドンの存在こそが、SUPER JUNIORを歌って踊って面白いグループという唯一無二のブランドを決定づけたといってもいい。キレのあるダンスに加えて、頭の回転もキレキレ。年上メンバーの天然っぷりに的確なツッコミをしたり、年下メンバーの期待に応えるべくボケ倒したりと、器用に立ち振る舞い、場を盛り上げていく。ラジオDJやテレビのトーク番組でも活躍し、子ども向け番組では「どんぐりドンドン~ドンドン、おちゃめなシンドンです!」のフレーズで人気者に。また、表舞台での活躍のみならず、MV監督としての才能も開花。ヒチョル(SUPER JUNIOR)とミン・ギョンフン(BUZZ)による「後遺症(Falling Blossoms)」のMVでは、歌の世界と連動した悲しい物語をドラマチックに演出し、繊細な一面をのぞかせた。さらに女性アイドルグループ・PINK FANTASYのプロデュースを手がけたり、最近では36キロの減量に成功してダイエット方法が注目を集めるなど、話題に事欠かない。また、それだけ個人での実力を発揮しながらも、バラエティ番組『何でも聞いて菩薩』にて「(所属事務所)SMエンターテインメントで働くのが一番楽で良い」と発言するなど、どんなときも変わらぬホームへの愛情深さもシンドンの魅力だ。


■ピュアな“ダンシングマシーン“ウニョク
 柔らかな体使いとメリハリのあるストッピングで、鮮やかなダンスを披露し「ダンシングマシーン」の異名を持つウニョク。新曲「SUPER Clap」でも見られるように、センターに立つことが多い。


 また、純粋さでもグループトップクラスであることから、数々のドッキリが仕掛けられてきた。なかでも2007年に放送された『人体探検隊』で披露されたシンドンの脱退ドッキリでは、リョウクと共にターゲットに。怒りだすメンバーに「メンバー以前に兄弟だと思ってる」と語りだし、「チームだから話をしてるんだろ」と涙ながらに訴えた。あまりにも熱心なウニョクに、ヒチョルは笑いがこらえきれず退場するほど。迫真の演技を見せたシンドンも我慢できずに、ネタばらしへ。「ウニョクは何回騙されるんだ」とメンバーに抱きしめられながら、さらに涙が溢れてしまう姿が印象的だった。そんなウニョクは、今もなお時々メンバーから翻弄されている。『SUPER TV』では、ウニョクの部屋に突然ドンヘが聖火ランナー姿で出没。困惑しながらも聖火トーチを「かっこいい」と見つめる姿が微笑ましい。ランナーウェアを脱ぎ、散らかすドンヘに、「帰ってほしい」と懇願すると花札で勝負する流れに。だが、順調に点を取り合っていたはずが、なぜか札の数が合わなくなる。「また1枚足りない!」と驚いて見せるドンヘに、ウニョクも「やめた、やめた!」と大騒ぎ。実はこれもドンヘが札をごまかしていたというイタズラ。毎回騙されるにも関わらず、いつもメンバーを信じてやまないウニョクは、最高の癒やしキャラだ。


■家族想いな“世界の彼氏“ドンヘ
 シュッとした顔立ちで「みんなの彼氏」「世界の彼氏」との呼び声も高いドンヘだが、そのクールな見た目に反して天然な部分も多く、話が噛み合わなかったり、SNSでも少しズレた投稿で「安定の不安定」とも呼ばれ、ファンの頬を緩ませてきた。かつては「バラエティベイビー」とも言われてきたが、先述したウニョクへのイタズラなど、最近では積極的に笑いを取りにいく姿勢が見られ、成長を続けている。もともとタクシードライバーだった父親が抱いていた歌手という夢を叶えるべく、アイドルを志したドンヘ。ところが、デビューして間もなく父親は病で他界。2012年に放送された『MBCスペシャルドキュメンタリー』では、日本での初シングルを手にお墓参りをする姿を披露していた。天国にいる父親に褒めてもらいたいと願う気持ちが、スターとなってもなおチャレンジを続けるドンヘの原動力となっているに違いない。今年2月には初のソロ曲「HARMONY」をデジタルシングルとしてリリース。これまでも「雨のように行かないで(One More Chance)」「Rock Your Body」など、SUPER JUNIORや派生ユニットの楽曲を手がけてきたドンヘ。本作も、J-DUBと一緒に作詞・作曲に参加したという。SUPER JUNIORとはまた異なるモダンブラックゴスペルなサウンドは、彼の豊かな才能を改めて感じさせる仕上がり。YouTubeチャンネルではリリックビデオに加えて、ドキュメンタリーを2編公開。制作背景や子供時代の話など率直な思いが語られており、進化し続けるドンヘの新たな顔を見ることができる。(佐藤結衣)