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シャロン・ストーン、パンデミック前にコロナ危機を予測 誕生日パーティーのゲストに検温要請も

2020年04月18日 15:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

新型コロナ危機を2月に感じていたシャロン・ストーン(画像は『Sharon Stone 2020年4月8日付Instagram「Thank you @voguegermany.」』のスクリーンショット)
女優のシャロン・ストーンがこのほど、友人でモデルのナオミ・キャンベルのYouTube番組に出演、北米で新型コロナウイルスが蔓延し始める前から、すでに対策を講じていたことを明かした。

アメリカで人々が新型コロナウイルスに大きな危機感を抱くようになったのは先月11日、世界保健機関(WHO)がパンデミック宣言を行った後だった。カリフォルニア州内の学校で閉鎖が始まり、NBAが無期限でシーズンを中断することを発表したのもこの直後で、それまでは結婚式など大規模な集会もいたって普通に行われていた。

しかし米出身女優のシャロン・ストーンは、その1か月以上も前からパンデミックになることを予想していたようだ。友人であるナオミ・キャンベルのYouTube番組『No Filter with Naomi』のなかで詳細を語った。

シャロンが最初に新型コロナウイルスがパンデミックになると感じたのは2月上旬、エルトン・ジョン主催のオスカーパーティーで脚本家のジョン・デンプシー氏と談笑した時だったそうだ。デンプシー氏から「この業界の4割がつぶれていっている」「中国に住む友人が亡くなっている」と聞いたシャロンは「このウイルスが世界に蔓延するのは時間の問題だろう」と直感したという。

そしてその夜は新型コロナウイルスのことが一晩中頭から離れず、

「絶えず手を洗いまくっていた。帰宅後は脱いだドレスをビニールの袋に入れてぎゅっと縛ったのよ。着ていたもの全部を脱ぎ捨ててシャワーを浴びたわ。」

と自宅に戻ってからの行動を明かした。

シャロンは先月8日に62歳の誕生日を迎えパーティーを行ったのだが、医師や看護師を常駐しケータリング業者やウェイターら全員に検温を要請、のちに訪れたゲストにも会場入りする前に看護師による検温を義務づけるという徹底ぶりだったそうだ。この時期はまだ新型コロナウイルスに対する人々の危機感はさほど高くなかったが、

「(感染拡大を避けるために)とにかく細心の注意を払わないとマズイって思ったの。」
「でもみんなからはやり過ぎ、クレイジーだって思われてたけどね。」

とシャロンはその日のことを回想している。

新型コロナウイルスの危険性を声高に訴えるも人々はなかなか本気で取り合ってくれなかったというが、子供達の安全を考えたシャロンは学校が正式に閉鎖になるよりも前に登校をやめさせたそうだ。

米西部時間17日午後12時現在、カリフォルニア州では2万4000件以上の感染者が確認されている。先月初めにシャロンの誕生日パーティーで検温を強いられた人々は「シャロンの言う通りだった」「彼女はクレイジーなんかじゃなかった」と今頃身をもって実感していることだろう。

画像は『Sharon Stone 2020年4月8日付Instagram「Thank you @voguegermany.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)