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ヘンリー王子、英チャリティー団体スタッフらとビデオ電話で交流 自主隔離生活のアーチーくんの様子も明かす

2020年04月16日 17:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

カリフォルニアでの自主隔離生活にも触れたヘンリー王子(右下)(画像は『WellChild 2020年4月15日公開 YouTube「The Duke of Sussex talks to families about COVID-19 challenges」』のサムネイル)
ヘンリー王子が今月12日、引き続きパトロンを務める英チャリティー団体のスタッフらとビデオ電話を通じて交流した。ヘンリー王子は病気を患う子供を持つ家庭が現在直面する現実に耳を傾けたほか、カリフォルニアでの自身の自主隔離生活について語った。

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王室離脱後も、引き続き複数のチャリティー団体のパトロンを務めるヘンリー王子。深刻な病気を患う子供達とその家族が、自宅でスムーズな暮らしが送れるよう様々なサポートを提供する「WellChild」もその1つだ。2007年から同チャリティーのパトロンを務めるヘンリー王子は今月12日、同団体の代表や支援を受けている家族らとビデオ電話を通じて交流、新型コロナウイルスが家族らにもたらす影響や不安に耳を傾けた。

脳性まひやジストニア、側弯症を患う13歳の娘を持つリアン・クーパーさんは、

「娘には週7日、24時間を通じてとてもハイレベルなケアが必要です。」
「(新型コロナウイルスに関する)情報はたくさん出回っていますが、私達のような立場の家族や、複雑な病を抱える子供達に向けた情報は多くはありません。」
「もしケアワーカーの方達が発症し、娘の世話ができないことになってしまった場合、私達にとってかなり致命的な問題です。」

とヘンリー王子に不安な心境を吐露した。

「WellChild」CEOのコリン・ダイヤーさんは、重い病気を持つ子供とともに暮らす家族は、他の社会的立場の弱いグループに比べて見過ごされがちであることや、新型コロナウイルスが収束した後も引き続きサポートを提供できるよう十分な資金の工面が必要であることなどを訴えた。

このような現場の悲痛な声を聞いたヘンリー王子は

「あなた方の逆境に立ち向かう力と強さは、本当に素晴らしい。」
「決して、たとえどんな時も、そのことを忘れないでください。」
「あなた達の現状や『WellChild』がより多くの助けを必要としていることが、このビデオを通じて政府や世の中により明確に伝わることを願っています。」

とポジティブな言葉をかけて激励した。

ビデオ電話参加者から近況について尋ねられた際には、

「まぁ悪くはないですよ。」
「これからどうなるのかという不安はもちろんありますが、私達にはどうすることもできないことも沢山あるわけで。(新型コロナウイルスのような)大きな力の前では、我々はなんと小さな存在なのでしょう。」

と本音を語り、

「家族との時間をこんなにも持ててしまっていいのだろうか、と思ってしまいそうなくらいです。」

と自主隔離生活で家族と過ごす時間が急激に増えたことを嬉しそうに明かした。

「ゲラゲラと笑い転げながら、ただ床の上を転げ回る、そんなひと時を大切に過ごしたいですね。」

と来月1歳の誕生日を迎える愛息アーチーくんについても言及したヘンリー王子、現在は移住先のカリフォルニアですっかりイクメンパパ生活を満喫しているようである。



画像は『WellChild 2020年4月15日公開 YouTube「The Duke of Sussex talks to families about COVID-19 challenges」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 c.emma)