トップへ

『水溜りボンドのANN0』第2回をおさらい “ガチ勢”リスナーとのバトルは今週も継続?

2020年04月16日 15:42  リアルサウンド

リアルサウンド

水溜りボンド・カンタの公式ツイッター(@kantamizutamari)より

 4月よりレギュラーとして新しく加わった人気YouTuberコンビ・水溜りボンドの『オールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)。その第2回目が4月9日放送された。KingGnu井口理からバトンを受け継ぎ、放送直後よりTwitterでトレンド1位を獲得した初回放送から1週間。今回は新型コロナウィルス拡大による緊急事態宣言後初のラジオということで、番組冒頭では「できるだけ楽しくやらせて頂いて、みなさんの気持ちが少しでもハッピーになればいいなと思っています」とリスナーを気遣った。


(参考:水溜りボンドの『ANN0』本日2回目の放送 バズを起こした第1回をおさらい


・文字になりたい! 星野源とのコラボ
 オープニングでは、現在出ている自粛要請によって、芸能人たちによる“バトン”がSNS上で盛んに広がっていることについてトーク。同じANNメンバーである星野源がInstagramに投稿したフリー楽曲「うちで踊ろう」のコラボ動画を投稿したことを報告した。このコラボは「歌を歌うことも楽器を弾くこともできないけれど“文字”にだったらなれるかな」というカンタの発想によって生まれた企画。文字どおり相方トミーの体を“フォント”として使用し、“字幕出演”というまだ誰もやっていない形で星野源の楽曲歌詞を彩った。普通に見ていると気付かないで字幕を流し見してしまいそうになるが、よく見ると「いや、トミーじゃん!!」という、独特の楽しみ方ができる。


 ちなみに、品川庄司の庄司から始まった一発ギャグをTwitter内で繋いでいく「ギャグリレー」にもANNメンバーである菅田将暉が登場しており、その後、ANNメンバーの三四郎・相田周二にバトンが渡ったことにも触れたが、その密接な関係性と自分たちのコラボはまた違うものであることも強調。「自分たちはただのファンであり、拡散のお手伝いをしただけ」という、水溜りボンドらしい謙虚な一面も見られた。星野源のInstagramストーリーには、直近にあったカンタへの誕生日祝いと「発想が変態」といった称賛のメッセージが記されるといった微笑ましい出来事もあった。


・トミーが名前を呼んでくれなくなった
 4月4日に26才の誕生日を迎えたカンタ。同じ大学出身であるトミーにはこれまでずっと「カンタ」と名前で呼ばれていたはずが、最近は名前を呼ばれる場面で「おじさん」と呼んでくることについて抗議。「スタッフさんとかから“あの人おじさんなんかな”と思われるじゃん!」とカンタ。それに対してトミーは、だんだんと周りに人が増えてきたことで名前を呼ぶのを照れるようになってしまったと、相方特有の距離感問題として弁明。名前を呼んで欲しいというカンタと、照れを隠しきれないトミーという、あいかわらずの仲の良さをラジオでも発揮した。ちなみにマネージャーからは現場で「トミーじゃない方」と呼ばれるという、自分の存在感についても問うオープニングトークとなった。


・サブチャンネルは“闇組織”!?
 前回よりお便りの募集を開始した、トップYouTuberである水溜りボンドに、リスナーがYouTubeの疑問をぶつけるレギュラーコーナ『週刊ラジTube』。第1通目のお便りには「YouTuberは人気になると、“サブチャンネル”という闇組織を立ち上げるのはなぜですか?」といった質問も。


 「メインチャンネルを立ち上げて、1年か2年くらいしたら大体始めるよね」というカンタに対して、「企画を考えなくてもいいから、それぞれの個性を出しやすい」と真面目に答えるトミー。そこに「自分の右乳首を右乳首ちゃん、左乳首を左乳首ちゃんとし、ウッチャンサッちゃんとしてやっていきたいのですが」という深夜ラジオの洗礼を浴びる水溜りボンド。しかし、そこは“YouTuber界のNHK”らしく「乳首を出すと収益化できないよ」というリスナーに親身になった答えを披露。下ネタに流されることのない安定の水溜りボンド感を見せた(しかし、それでも普段下ネタを全く言うことのないカンタが電波に乗せて「乳首」と何度も連呼していたのは、さすが深夜ラジオと言えるだろう……)。


・トミーは実写版『チェンソーマン』なのか
 ANN史上初YouTuberパーソナリティーということで、未だ馴染みの薄い深夜ラジオリスナーには“YouTuber=こわい”、もしくは“チェンソーを振り回した動画の広告収入で暮らす鬼”というとんでもない印象を払拭することのできない水溜りボンド(この流れは「初回放送おさらい記事」のナインティナイン岡村隆史の章を読んで欲しいと思う)。奇しくも、現在週刊少年ジャンプにて『チェンソーマン』という同じ(同じではない)ダークヒーロー漫画が連載されていることから、己を知るためにもリスナーから全巻読破を課されたトミー。チェンソーのイメージは払拭なるか、深夜ラジオリスナーとは和解できるのか、今後に続く。


・第2回放送のハイライト「カフガチ勢」
 ラジオブースに設置されてあるマイクをON・OFFにする機会、通称“カフ”。普段ツッコミ役に徹する冷静なトミーだが、“機械オンチおじさん”の側面が放送冒頭から出てしまったことで、放送終了いっぱいまで「カフをナメないでください、耳からコーヒーが湧き出るくらい悲しいです」など、続々と集まる“カフガチ勢”お便りにボコボコにイジられるといった場面が。最後にはオールナイトニッポンに置いてある“机ガチ勢”も起きてきて、深夜4時にお便りを送ってくるという事態となり、このガチ勢の流れは今週以降も引き継がれる“ノリ”になるかもしれない。要注目だ。


・おまけ:放送後の動画をチェック!
 初回放送で、この世で2曲の音楽(aiko「カブトムシ」とGReeeeN「キセキ」)しか知らないことが判明したトミー。そのトミーが初めて聴く人気曲を歌ったらどうなるか?といった検証動画がアップされた。トミーの人生の“FIRSTTAKE”として、ミュージシャンに楽曲の一発撮りを披露してもらうYouTubeチャンネル『THEFIRSTTAKE』のオマージュともなっている。楽曲ラインナップは米津玄師「Lemon」、Official髭男dism「Pretender」、KingGnu「白日」となっている。何が起こったかはぜひ動画を見てほしい。


(こたにな々)