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新型コロナでIT業界転職希望者が急増「テレワークに適応している業界だから」「環境整備が進んでいるイメージ」

2020年04月16日 12:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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学情は4月16日、テレワークに関する調査結果を発表した。調査は4月8~12日上にネット上で実施し、同社運営の20代専門転職サイト「Re就活」利用者527人から回答を得た。

緊急事態宣言後に「テレワークを実施している」(22.0%)という人は、およそ5人に1人だった。また、実施していない人(78.0%)うち「ぜひ実施したい」という回答は70.0%にのぼる。

魅力感じる職種2位「ITエンジニア」 理由は「手に職つけたい」


一方で「テレワークができない」とした回答者からは「対面で行う仕事なので出社が必須」「テレワークできる仕事(業界)ではない」などの声が目立った。

転職する際に魅力を感じる業界を聞くと、1位は「IT・通信・インターネット」(37.8%)だった。以降は「メーカー」「商社」「サービス」などと続く。

一方、1月時点の調査では「IT・通信・インターネット」(10.1%)と答えた人が27ポイントほど低く、順位も「商社」「メーカー」「サービス」に次ぐ4位だった。回答率にして、3.7倍に飛躍している。回答者にIT業界を志望する理由を聞くと、

「テレワークに適応している業界だから」
「テレワークの環境整備が進んでいるイメージがあるから」

とテレワークを意識した回答が多く寄せられた。中には「自分自身のスキルを磨きたい」「今後も需要のある業界で成長していきたい」という声もあった。経済活動の鈍化が懸念される現在、自身の市場価値を高めることを目的に転職活動を行いたい人が増えているようだ。

転職の際に魅力を感じる職種を聞いたところ、最多は「企画・事務・管理系」だった。同回答は2位の「ITエンジニア」とともに、1月時点から回答者が増加。一方で「営業系」「販売・サービス系」「専門サービス系」などでは回答者が著しく減っていた。「ITエンジニア」と答えた人からは

「手に職をつけたいから」
「スキルがあれば多様な働き方に対応できそうだから」

といった声が寄せられている。テレワークに対応しやすいオフィスワークに加え、専門性を身に付けてスキルアップが望めるITエンジニアを希望する求職者が増えていた。