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マイケル・ジャクソンの“片手手袋”、約1100万円で落札される

2020年04月16日 06:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

片手だけに手袋をはめていたマイケル・ジャクソン(画像は『Michael Jackson 2019年12月6日付Instagram「“I always want to do music that influences and inspires each generation. Let’s face it. Who wants mortality?”」』のスクリーンショット)
2009年6月25日、50歳という若さで他界した世界的人気ポップ・スターのマイケル・ジャクソン。亡くなって11年が経とうとしているが、彼の遺品のひとつとしてクリスタル・スタッズ付きの“片手手袋”が再びオークションにかけられた。個性的なファッションでも世界を魅了したマイケルだったが、この手袋は過去のパフォーマンス時に何度も着用された象徴的なアイテムとして知られている。1980年代に行われたワールドツアー『Bad』では「手袋を片手だけに着用するほうがイカしていると思うんだ。両手につけるのは普通過ぎる」と、あえて片手だけに着用する理由を言及していたほどだ。

このほどマイケル・ジャクソンの片手手袋が米テキサス州のオークションに出回り、85000ポンド(約1100万円)以上で落札されたことを英メディア『The Sun』などが報じた。手袋を買い取った匿名の人物曰く、1998年にUNICEF(国際連合児童基金)に寄付されたことを証明する手紙を受け取り、マイケルが設立した会社「MJJプロダクション」の封筒に入っていたという。

マイケルの手袋は以前にもオークションにかけられていた。2009年11月にニューヨークで開催されたマイケル他界直後の記念品オークションでは約70もの私物が出品されている。その中には初めて“ムーンウォーク”ステップを披露した時に着用していた手袋も競売にかけられ、香港出身のビジネスマンであるホフマン・マー氏によって350000ドル(約3700万円)という高額で落札され大きな話題となった。この記念品オークションでは手袋のほかにも『Bad』ツアー時に着用されたジャケットが225000ドル(約2400万円)、中折れハットが22000ドル(約230万円)という額で落札されている。これはエルヴィス・プレスリーやマリリン・モンローらの記念品オークションをはるかに超える規模だと言われた。

今回の手袋は過去の落札金額を上回らなかったものの、10年以上経った今でもマイケル・ジャクソンの遺品が1000万円以上の価値で取引されるのは、ファンたちの根強いマイケルへの愛が存続している証拠だろう。

画像は『Michael Jackson 2019年12月6日付Instagram「“I always want to do music that influences and inspires each generation. Let’s face it. Who wants mortality?”」』『The Sun 2020年4月6日付「GLOVE-LY JUBBLY Michael Jackson’s famous white glove sells for more than £85,000 at auction」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MIE)