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サム・スミスの自己隔離を嘆く投稿に毒舌コメディアンが猛非難「豪邸に閉じこめられての文句なんて聞きたくない」

2020年04月15日 17:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

サム・スミス「ステイホーム」の呼びかけも(画像は『Sam Smith 2020年3月21日付Instagram「Thank you beautiful @eltonjohn for my nomination.」』のスクリーンショット)
毒舌で有名な英コメディアンのリッキー・ジャーヴェイス(58)が、豪邸にて自己隔離するセレブは不平不満を言うべきではないと非難した。英歌手サム・スミス(27)が先日、自己隔離中に泣き崩れる写真を自身のInstagramにアップしたことで物議を醸しており、このような嘆きは「聞きたくない」とリッキーは怒りをあらわにした。『The Sun』などが伝えている。

リッキー・ジャーヴェイスはこのほど『The Sun』の独占インタビューに応じ、自分を含むセレブは自己隔離することついて泣き言を言うべきではなく、もっと医療従事者へ感謝すべきだと語った。

「このことが終わったら、人々の福祉国家に対する苦情は二度と聞きたくない。看護師やポーターについての苦情もこりごりだ。」
「彼らは14時間のシフト勤務で、文句も言わずに働いている。マスクを付け、自分や家族の健康を危険に晒しながら一生懸命に仕事をしているのだ。」
「英国民は木曜日の夜8時に、NHS(国民保健サービス)のヒーロー達に拍手を捧げるべきだ。」

さらにリッキーは、豪邸で優雅に自己隔離しながらも嘆いているセレブ達についてこう触れた。

「プール付きの豪華な邸宅に閉じこめられて、文句を言ってる奴がいる。正直言ってそんなことは聞きたくない。」

この言葉で思い出すのは、1200万ポンド(約16億2千万円)の豪邸で自己隔離する間、泣き崩れる自分の写真を公開したサム・スミスだ。サムは英国で外出禁止令が出た3月中旬、Instagramで自己隔離中に撮影した動画をアップした。

「皆さん、こんにちは。これは奇妙でおかしな時間だ。本当に変だよ。」
「今、自宅にいます。ちょっと頭痛がするしアレルギーもあるけど、大丈夫だと思う。安全でいたいだけなんだ。」
「まったく奇妙だ。今すぐ手を差し伸べて、愛を送りたい。皆さんが本当に大丈夫で、精神的にも大丈夫であることを願ってるよ。」

その後、サムは玄関前に座って泣き崩れる写真を投稿し「隔離によるメルトダウンの段階」と言葉を添えた。この写真がSNSで物議を醸し、ピアース・モーガンはTwitterで「かまって欲しいセレブのたわごとは、もうたくさんだ。お前ら、しっかりしろ」と強く反論していたのだ。

英国の朝番組で司会を務めるモーガンは、4月14日の生放送でリッキー・ジャーヴェイスの意見に賛同の意を示した。

「リッキー・ジャーヴェイスは我々のために発言してくれた。そして紛れもなく、僕のためにね。」
「セレブの中には、自分の立場やパワーを利用して素晴らしいことをしている人達がいる。だが、他のセレブはどうだ。マドンナは優雅なバスタイム動画を配信しただろう。泣き落としてモラルを高めようとしたが、無駄だった。」
「今回のことよって、人気の基準が変わると思うと興味深いね。人々は、社会にとって本当のスターが誰であるかを思い知らされるんだ。そして、以前は重要だと思われていた人物が受け入れられなくなるんだ。」

ちなみにサム・スミスが投稿した自身が泣き崩れる写真は、その後削除されている。

画像は『Sam Smith 2020年3月21日付Instagram「Thank you beautiful @eltonjohn for my nomination.」』『Ricky Gervais 2020年1月6日付Instagram「How the fuck can teasing huge corporations, and the richest, most privileged people in the world be considered right wing?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)