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三越伊勢丹HD、総額800億円の融資枠要請報道に「現時点で決定した事実ない」

2020年04月15日 10:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

臨時休業中の伊勢丹新宿店 Image by: FASHIONSNAP.COM
三越伊勢丹ホールディングスが、取引先の三菱UFJ銀行と三井住友銀行に対し、総額800億円の融資枠の設定を要請したと複数の媒体が報じた。同社の広報担当者はFASHIONSNAP.COMの取材に応じ、「一部報道に関しては当社が発表した、あるいは取材に回答したものではなく、現時点で決定した事実はありません」とコメントした。

 報道によると、昨今の新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う店舗の休業で売り上げ減少が長期化することを懸念し、三越伊勢丹ホールディングスは手元資金に余裕を持たせるため融資枠の設定を求めたという。また、日本政策投資銀行とも、危機対応融資を使って資金を調達する方向で調整していると報じられた。
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 同社が運営する首都圏5店舗における3月度の合計売上高は前年同月比39.8%減。インバウンド客を含む入店客数の減少などを受けて売上高は6ヶ月連続で前年実績を下回っている。
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