お寺の情報サイトを運営するAVENILは4月13日、新型コロナウイルスによるストレス増加を抑えようと、お坊さんにオンライン上で相談できるサービス「お寺で『相談の窓口』」を始めた。同社、なか道、HRデータラボの計3社が共同で企画、運営を行う。
相談例は多岐にわたり、身近な人やペットの死についてのほか、新型コロナの感染拡大に伴い、広がっているテレワークの不安や子育てに関する不安、上司や同僚との関係についての相談なども受け付けるという。
「場合によっては写経を通して自己と向き合う時間を提供します」
相談相手は米国でMBAを取得した、緑泉寺の青江覚峰住職や、メンタルヘルスセミナーの開催経験を持つ、教願寺の遠島光顕副住職ら。
希望者は宗教宗派に関係なく、日本語が話せれば誰でも相談できる。サービスは完全予約制で、事前に予約サイト上のカレンダーから空きを選んで事前登録する。9~17時までの1時間単位、正午を除く1日8枠で予約を受け付けている。
料金については、相談後に相談者本人が「お気持ち」として決めるシステム。運用費と謝礼を含んでおり、目安は2000円からだという。リリースでは
「僧侶はお悩みを聞きし、場合によっては写経などの修行を通して相談者が自己と向き合う時間を提供、お悩みを和らげるお手伝いをいたします」
とアピールしている。