「面接官は求職者を顔で選ぶことがある」と感じている求職者は多い。企業は表向きこういった“顔採用”を否定するが、面接官が人間である以上、多少なりとも私情が入てしまうことは防ぎようがないように思える。とは言え、容姿に自信のない人にとって、「顔採用が存在する」という事実は恐ろしい。
ガールズちゃんねるに4月7日、「顔採用がない職種」というトピックが立った。現在、大学2年生のトピ主は自分の容姿に自信がないため、今のうちに顔採用のない業界に目星をつけておきたいと考えているようだ。(文:石川祐介)
「今回は顔が可愛い子だけ採用した」という男性社員
コールセンターや工場勤務、清掃員など人前に出ない仕事を勧める声が寄せれた一方で、「面接官が男ならどこでもありえる説」という指摘も見られた。トピ主にとっては悲報でしかないが、職種はもはや関係ないのかもしれない。
「人事側だけど、同じようなスペックなら男女問わず顔がいい方を採用するのは当たり前」
「ただのゲーセン店員でも、『今回は顔がめっちゃ可愛い子だけ採用した』って男性社員が言ってた事があった」
「顔がいい人間から内定決まっていくというのは就活あるある。私は最後まで無い内定で大学主催の無い内定向けセミナーみたいのに参加した時、私の顔面と同じくらいの子達ばかりだった」
顔採用に関するエピソードは枚挙にいとまがない。ここまで来ると、ルックスに自信がない人は、顔がいい人に負けないスキルを今のうちに身に着けておくことが得策なように思える。
大事なのは、顔の良し悪しではなく表情を上手く使えるか
また、心が“ブス”になってはいけないというコメントも相次いだ。
「『私、ブスですし…』みたいな卑屈感が出たらアウト」
「トピ主は就職できなかったら見た目のせいにして可愛い子に対して『顔採用』って言いそう。見た目より『仕事ができそうか』を見られているのに、容姿を一番に考えているとどこも受からない」
容姿に自信がないと卑屈になってしまう。そういったネガティブな考えは表情に出てしまうため、ますます魅力が下がってしまい、採用されるものも採用されなくなるだろう。
「顔採用ってブスか美人かじゃなくて『表情を上手く使えている顔か』の問題だと思う。あまり可愛くない人でも表情が豊かだったり表情筋が柔らかい人は第一印象良いよ」といったアドバイスがあるように、豊かな表情が作れるように前向きなメンタリティをキープすることが良さそうだ。
仮に容姿があまり良くなくても、素敵な笑顔を浮かべられる人はそれだけで魅力的である。卑屈な気持ちを捨てて少しポジティブになってみるだけでも大分印象は変わるだろう。