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Netflixが新型コロナ対策の新企画配信 『ストレンジャー・シングス』『13の理由』のキャストも出演

2020年04月12日 07:11  リアルサウンド

リアルサウンド

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 映像ストリーミングサービスのNetflixは、4月9日午後7時(日本時間4月10日午前11時)、Instagram Liveで『Wanna Talk About It』というタイトルの新しいシリーズをローンチした。5月14日まで、毎週木曜日に配信する。


(参考:アメリカ、新型コロナ対策でAmazonら大手企業に課税検討か 低所得層の救済目的で


・若者に人気のスターが専門家に質問
 『Wanna Talk About It』は、若者に人気のある番組・映画のスターたちが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)で直面する不安や問題、そしてその対処方法について、専門家と語るシリーズだ(参考:https://media.netflix.com/en/press-releases/netflix-and-instagram-partner-for-wanna-talk-about-it-live-q-as)。


 トピックは「眠れない時、どうすればよいか?」「社会的距離をとりつつ、人との繋がりを維持するには?」「不安への対処法は?」「セルフケアとは、実際にどういったものか?」といった内容で、未曾有の自体に直面する若者たちへ向けたメッセージを含んでいる。


 出演者は、ノア・センティネオ(『好きだった君へのラブレター』)、ジョーイ・キング(『キスから始まるものがたり』)、ロス・バトラー(『13の理由』)、ケイレブ・マクラフリン(『ストレンジャー・シングス 未知の世界』)、ラナ・コンドル(『好きだった君へのラブレター』)、ジェリー・ハリス(Cheer)、アリーシャ・ボー(『13の理由』)といった顔ぶれ。


 質問に答える側には、全米精神疾患連盟(NAMI)、メンタル・ヘルス・アメリカ(MHA)、ザ・トレバープロジェクト、クライシス・テキスト・ライン、アメリカ自殺予防財団(AFSP)の専門家が勢揃い。


・プラットフォーマーが、別のオンラインプラットフォームで発信
 「Netflixは、クアランティン(隔離検疫)中に、新しいコンテンツを生み出す独創的な方法を発見」と『The Hollywood Reporter』は伝えている(参考:https://www.hollywoodreporter.com/live-feed/netflix-launches-instagram-live-series-noah-centineo-joey-king-jerry-cheer-1289127)。


 Netflixの様なプラットフォーマーが、別のオンラインプラットフォームと距離を取るのではなく、今回Instagramと組んだように、共に積極的に発信するというクロスメディア戦略は、今後更に盛んになっていくかもしれない。


・他にもある、新型コロナ関連のメンタルヘルス情報
 NetflixとInstagram以外にも、COVID-19大流行に関するメンタルヘルスについては、積極的に対処へ乗り出しているプラットフォームがある。


 Snapchatのメンタルヘルスケア機能「Here For You」は、不安、ストレス、うつ病、いじめ等の用語を検索すると、信頼できるリソースと情報を見つけることが出来て便利だ。


 Headspaceは、ニューヨーク州アンドリュー・クオモ知事とのパートナーシップで、新たにローンチしたウェブサイトで、瞑想や睡眠のエクササイズを無料で提供しているという(参考:https://www.engadget.com/netflix-instagram-series-covid-19-mental-health-160139758.html)。


 アメリカでも日本同様に非常事態宣言が出されており、感染者やそれに伴う死者が爆発的に増え、自宅に籠もる多くの人々が不安に苛まれている。日本でも、これらの動きを参考にしたコンテンツが、今後生まれてくるのかもしれない。


(Nagata Tombo)