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ジャスティン・ビーバー夫妻&ケンダル・ジェンナー、自分達は「恵まれている」発言で炎上

2020年04月11日 19:22  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ジャスティン&ヘイリー、ケンダルとの会話で猛バッシングを浴びる羽目に(画像は『Justin Bieber 2020年4月10日付Instagram』のスクリーンショット)
故郷カナダで妻ヘイリーと自主隔離中のジャスティン・ビーバーが、夫妻の友人でモデルのケンダル・ジェンナーとの会話をInstagramライブで配信した。ジャスティンはそのなかで「僕らは恵まれている」「努力したから今の自分がある」などと発言、新型コロナウイルスにより日常生活に影響が出ている人も少なくない現状に対して「デリカシーの欠片もない」「時と場所をわきまえろ」などと非難の声が殺到した。

カナダ出身人気シンガーのジャスティン・ビーバーは、新型コロナウイルスが北米で猛威を振るうようになる前から、この問題に関心を寄せていた。2月には状況が深刻化していた中国を懸念し、「北京春苗慈善基金会(Beijing Chunmiao Children Aid Foundation)」に300万円超を寄付、

「中国は今、国が危機に直面しているけど、僕はみんなを思って祈っているよ。」

とエールを送った。

そのおよそ1か月後、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスの世界的な感染拡大について「パンデミック」宣言を行うと、ジャスティンは

「僕らが一丸となった時、何ができるかを思い出してほしい!! 明確な答えが見つかるまでは、お互い自己隔離をしながらみんなで力を合わせよう! 祖父母達の世代は僕らを必要としている。」

とInstagramに記し、世界中の人々に心を1つにするよう呼びかけていた。

このように不安を抱える人々に優しく寄り添ってきたジャスティンだが、現地時間4月10日に配信されたInstagramライブで発した言葉の数々が、多くのファンの逆鱗に触れてしまったようだ。

現在、故郷カナダのオンタリオ州で妻ヘイリー・ビーバーとともに隔離中のジャスティンは、米カリフォルニア州在住の友人でキム・カーダシアンの異父妹ケンダル・ジェンナーとInstagramライブで交流、その際に次のように言い放ったのである。

「僕らは恵まれているよね…今、最低サイアクの状況に置かれている人達がたくさんいる。その人達は僕らを見てさ…まぁ、メチャクチャ努力したからこそ今があるわけだから、自分達が手にしたものについて罪悪感を抱く必要はないんだけれどね。」

ドヤ顔を浮かべてそのように発言するジャスティンの横で、妻ヘイリーはただ寄り添っていた。ケンダルが

「私達って、本当に恵まれてるわよね。私はいつもそう思ってる。」

と同調すると、ジャスティンは半ば自分に酔いしれながら、

「でもさ、大変な思いをしている人達がいるってことに僕らがこうして目を向けることが大切なんだと思う。」

と続けた。これにケンダルは大きくうなずき、

「そうよね」

とここでも同意していた。

この会話を聞いたユーザーらはTPOの読めない彼らに、

「少しは時と場所をわきまえてほしい」
「デリカシーの欠片もあったもんじゃない」
「たまたま運良くYouTubeで発掘されただけのくせに」
「ヘイリーとケンダルはもともと金持ちの家に生まれただけ。大きな口を叩くな」

といった怒りのツイートが続出し、中にはジャスティンの「目を向けることが大切」という発言に対して

「自分達は超リッチなセレブで、私達は貧乏人。その事実に“目を向けて”くれてありがとう」
「“目を向けて”くれたおかげで、借金は無くなったし失業者でもなくなった。心から感謝するよ」

と皮肉たっぷりのコメントを寄せる者も見受けられた。

アメリカの状況は悪化をたどる一方で現地時間10日現在、50万人以上の感染者と1万8000人を超える死者が確認されており、『The New York Times』では現在の国内失業率はおよそ13%、「世界大恐慌以来の数値」と報じている。そんな中でのジャスティン・ビーバーやケンダル・ジェンナーの「恵まれている」発言は、多くの人の気持ちを逆なでしてしまったようである。

画像は『Justin Bieber 2020年4月10日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)